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  日本で普及しているセラピー(癒し)サービスの大半は欧米から輸入されたものだが、逆に欧米では日本発のセラピーが人気を呼んでいる。その代表格に挙げられるのが「マッサージ」だが、日本国内の施術と比較すると、そのレベルはまだ低い段階にある。
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健康食品の次の成長が期待される
セラピービジネスの本命
written in 2004/8/1

 ストレスを抱える現代人の増加によって、心理学のスペシャリストに対する需要が高まっている。大学で心理学を専攻した人が就ける職業として「カウンセラー」の人気は高まっているが、企業や学校、病院、高齢者施設など、カウンセラーを求めている現場も急増している。カウンセリング業界については2004/4/14号で紹介したが、今回はそれと隣接した「セラピスト」という職業について注目してみたい。

「セラピー Therapy」とは「治療、治療法」という意味で、従来の医療では補えない部分の精神的、肉体的な治療を各種の方法で行なおうとするものだ。近頃では健康食品の摂取がブームとなっているが、これもセラピーの一種といえる。もともと医療費の高い米国では、病院にかかる前、かかった後に症状を和らげたり健康を維持するための各種セラピー(療法)を試してみる人達が多い。

これらのセラピーは、法的な医療行為とは異なるため保険が適用にならないものが大半を占めるが、経済的に余裕のある人ほど、定期的にセラピーを受けているという統計もある。健康ビジネスに関わる業界人の中では、今後のセラピービジネスが、健康食品市場と同様に成長していく可能性があると予測している人も多い。

日本では、現在のところ公的な資格として認められているセラピー分野は少なく、カイロプラクティックや整体も実は資格を必要としない。しかし医療行為に類似した診療によるトラブルも増えていることから、業界団体や協会を設立して、開業者に対して認定資格を付与することによって信用力を高めているセラピーの業界も増えてきている。
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この記事の核となる項目
 ●セラピービジネスの種類と特徴
 ●セラピービジネス立ち上げの流れ
 ●セラピービジネスの業界構造と仕掛け
 ●米国で注目されるマッサージセラピー
 ●セラピストを検索、マッチングさせるビジネス
 ●国内マッサージセラピーの実態と可能性
 ●人件費の安い地域におけるマッサージ師育成の動き
 ●現代人のストレス増加で成長するカウンセリング業界への着目
 ●肩こり人口増加が導くマッサージ関連市場の動向と着目点


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