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貧富の差が広がる世の中で
なかなか正体を現さない富裕層の影
written in 2004/7/5

 世界の人口の中で約15%の人達が85%の富を所有しているという。日本でも依然として高い失業率が続く一方で、個人の金融資産総額は約1400兆円にもなる。単純にわり算をすれば、日本人一人あたりが持つ金融資産は約1100万円、4人家族なら1世帯あたりの合計は4400万円ということになるが、これが一般の生活実態とはかけ離れた値であることは言うまでもない。そこでよく取り沙汰されるのが「本当の富裕層はどこにいるのか?」という話題である。

効率よく利潤を追求したい企業が狙いたいのは、やはり消費者上位の富裕層ということになる。しかし富裕層の消費行動というのは意外と掴みにくく、多くの企業が“富裕層探し”に迷走している状態だ。今回は富裕層の実像に迫り、彼らに向けた有望なビジネスのポイントを探ってみたい。

 どれだけの資産があれば富裕層と言えるのかの判断は曖昧だが、一般的には1億円以上の金融資産を持っている人達が“富裕層のグループ”として位置付けられることが多い。では、実際に富裕層グループが国民全体の中でどれ程の割合を占めているかというと1〜3%という値になる。

メリルリンチ日本証券が発表しているワールド・ウェルス・レポート2004年版によれば、2003年の時点で不動産をのぞく金融資産を 100万ドル(約1億1千万円)以上所有している国内の富裕層は131万2千人とのこと。これは前年よりも7万2千人(5.8%)増と、富裕層の数は増えているが、それでも国民全体から
すればわずか1%に過ぎない人達である。

優良な顧客を獲得したい企業ならば、富裕層はとても魅力的な存在だ。しかも、そのグループが国民全体のわずか1%と小さければ、高いコストでテレビCMの枠を購入する必要もなく、ピンポイント型のセールスをしていくことができる。
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この記事の核となる項目
 ●わずか1%に過ぎない富裕層の人達の特性
 ●富裕層を顧客ターゲットとすることの利点
 ●傍目の先入観とは異なる富裕層の生活実態
 ●偽りの金持ちの影に隠れた、本物の富裕層の生活実態と価値観
 ●富裕層に憧れる人達に対するマーケティングの罠
 ●職業別の貯蓄高から垣間見える富裕層の後ろ髪
 ●富裕層の認識に対する誤解の解消
 ●本物の富裕層に向けた商品販売の急所と有望ビジネスの仕掛け
 ●高級品販売の隠れた成功法則
 ●富裕層の知的教養を高める専門サービスへの着目
 ●富裕層をおびき寄せるための集客術
 ●財産比例報酬型で稼ぐ遺言・遺産管理サービスの収益構造
 ●富裕高齢者層をターゲットにするコンシェルジュ・サービス


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JNEWS LETTER 2004.7.5
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