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  1億円程度の資産を持つ大衆富裕層の間で各種のプライベートサービスに対する需要が拡大している。たた価格が安いサービスに群がるのではなく、自分の都合や時間に合わせてくれるプライベート型のサービスは「大衆富裕層」といわれる人達を中心に需要が拡大していく。
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優良顧客を主体にニーズが高まる
プライベートサービスの波
written in 2005/2/7

 欧米では成功者になると人生を豊かで賢く暮らすために4人のブレーンを身近に置くと言われている。その4人とは「ドクター(医師)」「ロイヤー(弁護士)」「バンカー(銀行家)」「リアルター(不動産専門家)」を指している。

人間にとって最も大切なものは健康であることは言うまでもない。次に様々なトラブルを未然に防いだり解決してくれる法律の専門家(弁護士)の味方も作っておく必要がある。そして人生にとって不可欠な“お金”のスペシャリストとしてバンカー(銀行家)、資産を築いていくためには優秀な不動産専門家のアドバイスも重要である。実際にはそれ以外でも、税理士やフィットネストレーナーなど、富裕層の仲間入りをした成功者達が求めているブレーンの数は増えている。

一般の人達にとって「リッチにお金を使うこと」といえば、他人より良い服を買ったり、美味しい食事をしたいという発想をしがちだが、本物の富裕層にとっては贅沢品の購入よりも、自分の生活を守り、さらに高めていくための無形サービスを求める傾向が高まっている。

もちろん、一般層でも医者や銀行は日常的に利用しているが、富裕層の中では1ランク上のプライベートサービスを個別に望む人達が増えている。サービスのプライベート化は上記4人のスペシャリストに限らず、さまざまな分野において需要が拡大していくことになりそうだ。しかもその対象となる顧客は、従来のお金持ちのみでなく新たな大衆層へも広がっている。
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この記事の核となる項目
 ●広がる富裕層のすそ野とサービスのプライベート化
 ●従来型汎用サービスとプライベートサービスの違い
 ●事例:健康管理の心強い味方となるプライベートドクター
 ●事例:日常的な需要が拡大するプライベート運転手
 ●規制緩和で変わるタクシー業界の新ビジネスとIT化の波
 ●事例:家族の好き嫌いを聞き分けるパーソナルシェフ
 ●サービスのプライベート化がもたらす収益構造のメリット
 ●貧富の差が広がる世の中でなかなか正体を現さない富裕層の影
 ●富裕高齢者層をターゲットにするコンシェルジュ・サービス


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