「テレスペ」は、賃貸マンションやシェアオフィスなどを活用した個室ワークスペースのレンタルを行う。法人会員は、社員毎のアカウントを発行した後、利用料0円からの従量型課金のサービス体系も実施。(JNEWSについてトップページ
使わない月は家賃ゼロになるテレワーク個室サービス

JNEWS
2021/8/31

 感染リスクを抑えた仕事場を求めるビジネスパーソンが増えているため、シェアオフィスの業界でも「個室化」が進んでいる。ワークスペースのシェアリングサービス『テレスペ』を運営するテレワーク・テクノロジーズ株式会社(東京都中央区)は、東京都内近郊の賃貸マンションやシェアオフィスなどを活用した個室ワークスペース(約30拠点、300室)の時間制レンタルを行っている。

ワークスペースの利用体系には、複数の会員コースがあるが、事前予約制により1時間単位で個室が利用できるようになる。ゲスト利用の場合には1時間あたり990円、14時間以上で330円/時のの料金を支払うが、月額会員の登録をすると、月額24,800円+1時間あたり110円の料金で利用できるようになる。個室の仕様はシンプルだが、電源、オフィスデスク、オフィスチェア、高速Wi-Fiの環境が整っている。

都内のレンタル個室は、1時間あたり1,100円が業界相場となっており、月間100時間利用した場合は11万円の料金がかかるが、テレスペの月額会員ならば35,800円で済むため、在宅勤務の社員やフリーランスが自宅では集中できない時に利用するのに適している。

さらに、2021年8月30日からは「All Free」という新プランの提供を法人向けに開始した。このプランでは、会員企業に対して社員人数分のアカウントを発行するが、月間の利用時間が無いアカウントは料金が発生せず、月29時間未満の利用があるアカウントには1時間あたり990円(税込)の料金が課金される。

月間の利用が29時間を超す場合は、月額基本料24800円+110円/時の料金プランに自動変更されて、個室利用料の割引が適用になる。たとえば、社員1人が週5回8時間=160時間の個室利用をするケースでは、基本料24,800円+110円×160時間により、月額料金は42,400円になる。

リモートワークを導入する企業では、各社員が仕事用の個室を自宅に持てないという悩みを抱えているが、このような個室レンタルサービスを活用することで、締め切り直前の仕事に集中したい時、クライアントとのWeb会議を行いたい時などのサテライトオフィスとして活用することができる。

テレワーク・テクノロジーズ社は、東京都23区内と神奈川でマンション、アパート、レンタルオフィス、シェアハウスなどの物件オーナーが、空いている部屋の時間貸しをするための予約管理や料金決済を代行する形で、このテレワーク個室サービスを展開している。

テレワーク個室サービス「テレスペ」


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