「SPACEE TAKEOUT」は、コロナの影響を受ける飲食店が容易にテイクアウトサービスを実現できる予約アプリとしてリリース。テイクアウト用メニューを登録するだけで、予約受付と決済が可能なモバイルサイトを作成できる。(JNEWSについてトップページ
飲食店のテイクアウト化を支援するアプリ

JNEWS
2020/4/14

 新型コロナウイルスの感染拡大により全国の飲食店が深刻な影響を受ける中、株式会社スペイシーでは、テイクアウトサービスを手軽に実現できるアプリ「SPACEE TAKEOUT」を2020年4月13日にリリースした。

アプリの使い方は、飲食店がアカウント登録をした後、テイクアウト可能な商品メニュー(商品名、商品説明、画像登録、商品カテゴリ)の登録をすることで、自店のモバイルサイトが作成される。テイクアウトサービスの告知は、店頭で配布するチラシや、SNS、ブログなどに店舗URLやQRコードを掲載して、顧客からのオンライン注文が入ると、店側に通知される仕組みになっている。

代金決済には、クレジットカード、paypay、LINE PAY、WeChat Payなどのキャッシュレス決済を利用することが可能で、注文時の事前決済が行われるため、注文された商品を顧客が受け取りに来なかったとしても、店側が損失を被るリスクが無いように配慮されている。アプリの利用体系は、初期費用や販売手数料はかからず、売上金に対して5%のシステム手数料と、月に1回の送金手数料450円(決済が発生した月のみ)が差し引かれる。

同アプリを開発する株式会社スペイシーは2013年の設立で、会議室を1時間500円、デスクを1時間100円から貸し借りできるマーケットプレイス「スペイシー」を運営して、首都圏を中心とした約4,000室の会議室や研修施設と、ビジネスパーソンを中心とした利用会員(28万人)とのマッチングを行っている。

同社は、上記の事業に隣接して、飲食店のアイドルタイム(営業外時間帯)をコワーキングスペース・リモートオフィスとして活用できるプラットフォームと、店舗内での利用を前提としたセルフオーダーシステムの開発も進めていたが、新型コロナウイルスの拡大が深刻化する中、飲食店舗の支援を目的として、テイクアウトサービスを容易に実現できるアプリ「SPACEE TAKEOUT」を公開している。

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