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ショート動画による教育クリエイターの起業トレンド

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JNEWS会員配信日 2023/4/12

 中高生の平均的な勉強時間は1日あたり1.5~2時間と言われている。学習時間には個人差があるが、平日は学校から帰宅して食事を済ませた後、就寝するまでの自由時間は約4時間あり、その中の何割を学習に費やせるのかによっても成績は変わってくる。

昔はテレビの視聴が家庭学習の妨げと言われたが、最近はネットを見る時間であり、令和2年に内閣府が行った調査によると、子ども達の平均ネット利用時間は、小学生が平日1日あたり146.4 分、中学生が199.7 分、高校生が267.4 分と学年が進むほど高くなっており、高校生の中では毎日5時間以上のネット視聴をしている割合も4割近い。

《小中校生の平均ネット利用時間推移》
※青少年のインターネット利用環境実態調査

現代では、ネットが生活に不可欠なインフラとして定着しているため、子ども達だけに、勉強の妨げになるからといって「ネットの利用」を制限することは不可能であり、むしろ逆効果になる。ネットを上手に使いこなせるグループと、ネットから知識を引き出すことが苦手なグループに分ければ、成績が伸びていくのは前者のグループである。

そこで新たなトレンドとして浮上してきたのが「マイクロラーニング」という学習スタイルだ。これはSNS上にある1~5分程度の短い学習コンテンツを上手に活用しながら、自宅の他に、移動中や外出先などでも効率的な勉強をしていくスタイルを指している。時代の流れとして、ビジネスの世界ではリモートで、どこに居ても仕事ができるスタイルが定着してきたが、学習方法にもそれが当てはまる。

もともとマイクロラーニングは、若い従業員を効率的に教育するための研修プログラムとして考案されたものだが、最近ではTikTokのショート動画でも様々な学習コンテンツが投稿されるようになっており、「#LearnOnTikTok」のハッシュタグが付けられた関連動画の再生回数は5400億回にもなる。子どもの学習に TikTokを利用することには、否定的な意見があるものの、教師の中でも、学校の授業で教えた内容を1分以内のショート動画に編集して、復習用として投稿することも増えてきている。

子ども向けティーチング動画例(TikTok)

マイクロラーニングで使われる短時間教材は、従来型の教材と比べて制作コストが安く、個人でも参入しやすい有望市場と捉えられている。そのため、YouTube、TikTok、Instagramなどで活動する投稿者の中でも、インフルエンサーではなく教育クリエイターとしての立場で成功する例が出てきている。

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JNEWS会員レポートの主な項目
・検証されるマイクロラーニングの学習効果
・SNSマイクロラーニングの有望市場
・TikTokを起点とした教育クリエーターの収益構造
・月収200万ドルを超す有料オンラインコースの販売方法
・アマチュアカメラマンを指導する有料コースの成功例
・忘却曲線からみた社員教育の変革トレンド
・貧富格差を解消する無償マイクロ学習
・ライフロングラーニングと無料塾の関係性
・ChatGPTをアシスタントにした仕事と学習の革命
・流行トレンドを生み出すTikTokの没頭型アルゴリズム
・コロナでキャリアを捨てる転職市場の変化とスキル習得

この記事の完全レポート
JNEWS LETTER 2023.4.12
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