「PLOWZ&MOWZ」は、芝刈りを依頼したい住宅オーナーと、作業を請け負える個人ワーカーとのマッチングを行っている。オンデマンドでできる芝刈りの仕事は副業者からの人気も高い。
副業人材による芝刈りオンデマンドサービス

JNEWS会員配信日 2017/8/9

 米国では芝刈りサービスの市場が確立している。米国では“芝生のある庭”が戸建住宅の標準型になっている。しかし、芝生の成長は早く、定期的な刈り込みが必要になり、一世帯あたり年間で300~1,000ドルのメンテナンスコストをかけている。そのため芝刈りの専門業者は多数存在しているが、最近ではオンデマンドワークの副業として芝刈りを請け負う個人事業者が増えている。

2014年にニューヨークで創業した「PLOWZ&MOWZ」は、造園業界の Uberを目指している新興企業で、芝刈りを依頼したい住宅オーナーと、作業を請け負える個人ワーカーとのマッチングを行っている。このサービスの特徴は、依頼者がスマホアプリから家の住所と庭のサイズ、作業の希望日を指定して見積もりのリクエストをすると、グーグルマップの衛星写真などを元に自動算定される見積金額が60秒以内に返信されることである。


そのため、依頼者は見積提示に数日待たされることや、業者といちいち価格交渉をする必要が無く、最適な見積金額で、オンライ予約の手続きを進めることができる。実際に芝刈り作業を担当するワーカーは、ユーザーレビューによる人事管理がされており、次回の芝刈りも同じ人に依頼したい場合には、レビューで高評価を付けることで、リピート予約の際に優先的なマッチングが行われる仕組みになっている。

PLOWZ&MOWZでは、同じマッチングシステムにより、芝刈りの他にも、枯葉の除去や除雪サービスも行っている。セカンドハウスや別荘オーナーからの依頼にも対応して、作業後には写真付きのレポートが送信される。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です。正式会員の登録をすることで詳細レポートにアクセスすることができます記事一覧 / JNEWSについて

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JNEWS LETTER 2017.8.9
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