JNEWS会員配信日 2014/11/15
事例:ZALP
M世代の就職活動では、友達との情報共有も活発に行われているため、その人脈をフルに活用することも、同じレベルの人材を芋づる式に獲得するための手段になる。
特に、既に働いている従業員は、職場の雰囲気や企業文化を理解しているため、彼らの友達を紹介してもらうことは、外部の人材会社を使うよりも有意義だ。そこで、従業員向けの人材紹介制度を設けて、紹介特典や報酬を与える仕組みも考案されている。
「ZALP」は、ソーシャルメディアと連携した従業員紹介制度のシステムを開発している会社で、従業員は、eコマースのアフィリエイトのような感覚で、企業と従業員とがリクルート活動をシェアリングできる。
具体的には、ZALPのシステムを導入した企業の人事部は、紹介制度に参加している従業員の、フェイスブックとLinkedInのアカウントと連携することができ、人事部が投稿した求人情報は、従業員の友達リストに登録されている、仲間のタイムラインにも表示させることができる。さらに強いブッシュをしたい時には、従業員が特定の友達に対して、メールで情報を送ることも可能だ。
求人に応募したい友達は、指定されたフォームから申込みを行うか、紹介者の友達を経由して履歴書を送ることもできる。選考過程の状況については、従業員毎に割り当てられたユーザー・ダッシュボードの中で確認できるため、人事部にいちいち問い合わせる必要はない。
■この記事の主な項目
●モバイルリクルート市場の輪郭
●フェイスブック上で展開されるリクルートビジネス
●リクルート用スマホアプリの開発モデル
●スマホで行うオンライン面接の方法
●友達人脈を活用したソーシャルリクルート
●従業員の友達リストを活用した人材紹介制度の導入
●ソーシャルリクルートにおける新たな履歴書の役割
■この記事の完全レポート
・JNEWS LETTER 2014.11.15
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