written in 2013/1/25
事例:Pinterest
「Pinterest(ピンタレスト)」は、ネット上に掲載されている写真の中から、気に入ったものをスクラップして一覧できるのが特徴。他のサイトから写真を取り込む時には「pin(ピン)」
していくだけで良い。もちろん、自分が撮った写真をアップロード して、オンラインアルバムとして使うこともできる。
収集する写真は、テーマを決めた「ボード」に整理することができ、友達にも写真を公開するか、“シークレット”の設置にして、自分専用のスクラップブックとしても利用できる。
また、友達が公開しているボードから、良い写真が見つかれば「repin(リピン
)」をすることで、自分のボードにも取り込むことが可能。これはツイッターでリツイートを行うことと同じ要領だ。
ピンタレストは、写真に特化したSNSのため、商品カタログやeコマースとの相性が良いことは、各所で指摘されている。eコマース・ソリューション開発のBizrate Insights社がユーザーに対して行った、フェイスブックとピンタレストの比較調査でも、買い物のトレンドや、最新商品を発見するためのツールとして、ピンタレストのほうが使い勝手が良いことがわかる。
《オンライン消費者がフェイスブックとピンタレストを使う理由》
※出所:Bizrate Insights http://bit.ly/PAcWKW
ピンタレストのユーザー層は、女性が多いのも特徴で、グーグルが広告主向けに提供している「GDN Ad Planner」のデータでは、ユーザーの7割が女性で、ファッション、手芸、化粧品、デザートなどに関心を示していることがわかる。ピンタレストは、スマホアプリからの利用者も多く、年齢層は18〜34歳で5割を占めている。そのため、以下の「興味/関心分野」に該当する企業では、集客やマーケティングに、ピンタレストの活用を検討する価値はある。
《ピンタレストのユーザー層》
(海外ネットビジネス事例一覧へ)
●画像キュレーション・ピンタレストの特徴とユーザー特性
●オンライン消費者がピンタレストを使う目的
●ピンタレスト・フォロアーの増やし方について
●企業のピンタレスト活用マーケティング
●写真キュレーションの商用利用と著作権対策
●模索されるピンタレストの収益モデル
●素人モデルとファッショニスタが生み出す流行
●「いいね」ボタンで集客をするフェイスブックの販促活用
●eコマース低成長時代を生き抜く小売業のビジネスモデル
●ZARAの急成長が示す新興ファッションビジネスの幕開け
●ソーシャル時代における新たな流行法則とビジネスモデル
●特ダネを探して口コミする個人発、速報メディアの影響力
JNEWS LETTER 2013.1.25
※アクセスには正式登録後のID、PASSWORDが必要です。
■この記事に関連したバックナンバー
●ライセンスビジネスとして捉える「衛星写真」のコンテンツ価値
●オンラインショップ向け商品写真撮影が生み出す新市場
●プロとアマの境界線を越えたビデオカメラマンの新ビジネス
●著作権料で稼ぐカメラマンと肖像権を売るモデルビジネス
●欧州女性が挑戦するファッショニスタの道と新ブログ文化
|