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カメラ付き携帯電話の普及で拡大する 二次元バーコード関連市場 |
written in 2004/4/2
無線ICタグの可能性については各所で注目されはじめているが、これには規格の標準化と、タグ本体の低価格化という解決すべき課題がまだ残されている。そのため日常の中で気軽に利用できるまでには、もうしばらく時間がかかりそうだ。その一方でかなり“実用レベル”にまで達しているのが、ICタグの影にやや隠れた感のあった「二次元バーコード」である。これは従来のバーコード(一次元)よりも大量の情報容量を持つために、ひらがなや漢字も記録することができる優れた情報媒体である。
一般層に対してバーコードの利便性を浸透させるには、バーコードを読み取るためのスキャナー(バーコードリーダー)の普及がネックとなっていた。しかし最近のカメラ付き携帯電話には「バーコードリーダー」としての機能が装備されるようになってきたことから、一般の消費者がバーコードをスキャンして記録されている情報を読み出したり、自分自身でバーコードを印字して様々な用途へ活用することも可能だ。
そのため、新聞や雑誌の広告上に二次元コードを掲載してホームぺージへのアクセスを誘導したり、商品パッケージに印刷された二次元コードから商品の詳しい情報を引き出すなど、アイディア次第でいろいろな活用方法が考えられる。今回はその具体的な活用プランと商機について考えてみたい。
(携帯・モバイルビジネス一覧へ)
●二次元バーコードの仕組みと性能の解説
●カメラ付き携帯電話によるQRコードの活用
●QRコードよって消費者をWebサイトに誘導する手法
●QRコードによる商品情報の管理と買い物支援技術
●オンラインショップが導入できるQRコードの活用プラン
●オンライン販売からカタログショッピングへの応用
●QRコードによる電子決済の仕組み
●QRコード化するオンラインクーポンの仕組み
●食品流通に求められるトレーサビリティ市場に向けた攻略点
●バーコードと携帯電話の融合が導くMコマースの可能性
JNEWS LETTER 2004.4.2
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