Instagramは、企業のブランドイメージを高める媒体として注目され、フォロアーに影響力のある投稿をするユーザー(インフルエンサー)の価値が高まっている (JNEWSについて
Instagramから生まれるマイクロインフルエンサーの価値

JNEWS
JNEWS会員配信日 2019/1/16

 インフルエンサーとして影響力のある媒体としては、Instagram(インスタグラム)も、企業のマーケティング担当者からは注目されている。YouTubeと比較してコンテンツの制作コストを安価に抑えることができ、投稿を頻繁に繰り返すことで、企業の新製品やブランドを着実に周知させていくことができるためである。

ソーシャルマーケティングの「Union Metrics」が、55のブランド企業を対象にインスタグラム上で展開するマーケティングの手法を研究したところでは、少なくとも1日に1~2回の投稿をしており、月に100回以上の投稿をするブランドもある。

インスタユーザーは、午後6時頃に最もアクティブになる特性があるため、この時間帯を中心に投稿するのが効果的で、毎日の投稿を継続することにより、次第エンゲージメント率が高まっていく。具体的には、100人のフォロアーに対して1回の写真投稿をして、3~4回の“いいね”やコメントが付くことが、良好なエンゲージメント率(3~4%)の目安になっている。この成果を保ちながら、フォロアーを増やしていくことが、インスタマーケティングの目的になる。

ブランド企業がフォロアーを増やすための具体策として、人気のインフルエンサーとコラボすることは有効であるが、数百万人のフォロアーを獲得している有名人(メガインフルエンサー)の起用が、正しいとは限らない。メガインフルエンサーは、社会的な知名度は高い一方で、フォロアー1人ひとりとの関係性は、それほど高くないためである。そこで、一般人の中でも数万人規模のフォロアーを獲得している「マイクロインフルエンサー」を、商品の告知に起用する手法が注目されている。

インスタグラム上のインフルエンサーに、ブランド周知のための投稿を依頼するコストは、フォロアーの数によって異なるが、フォロアー数が1万人未満のマイクロインフルエンサーでは、投稿1回あたり75~250ドルが相場になっている。

《インフルエンサーのマーケティング相場(Instagram》

そのため、フォロアー数が100万人超のメガインフルエンサーを起用できる予算がある場合でも、フォロアー数が1万人前後のマイクロインフルエンサーを数十名起用したほうが、エンゲージメント率でみたマーケティングの費用対効果は高くなることもある。特に、最近では、特定の地域で強い影響力を持つローカルインフルエンサーの価値が上昇してきている。

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