移住の夢を叶えるリゾート施設のシーズナルジョブ
JNEWS会員配信日 2017/6/14
リタイア後には、現役時代とまったく違う昔からの憧れや夢を目指すための仕事にチャレンジしたいと考える人も多い。そうしたシニア世代の願望を人材ビジネスと絡めることも、新たなセカンドキャリア事業になっている。
特に希望が多いのは『リタイア後は自然豊かな場所で暮らしたい』というものだが、現在の生活拠点を捨てて完全な移住をすることは難しいのが実情だろう。
もう少し手軽にこの夢を叶える道筋を事業化しているのが「Coolworks.com」という団体で、全米の国立公園内にある公立施設や民間のリゾート施設で働ける仕事を専門に紹介している。
仕事の内容は、博物館や史跡のツアーガイド、宿泊ロッジのマネージャー、人事や財務などの管理業務などもある。サイト内では州別に求人案件を検索できるため、一度は生活してみたいリゾート地で自分に合った職種を募集している施設を探して応募すればよい。それらの仕事は大半が年間の繁忙期に限定された1ヶ月~数ヶ月のシーズナルジョブで、賃金は時給10~15ドルと決して高くはないが、住居が無料または割引価格で提供されたり、食事も職員用レストランが使える特典がある。そして、仕事の休日にはプライベートで大自然のレジャーを満喫することができる。
※宿泊ロッジで仕事しながら休日はスキーを楽しめるシーズンジョブ(Coolworks.com)
シーズンジョブの仕事は、年齢条件を限定した求人を行っているわけではないが、季節限定の仕事に応じやすい人材として早期リタイアを考えている世代を主力のターゲットとした情報発信を行っている。
人材募集をするリゾート施設にとっても、自然豊かな土地に憧れを抱くリタイア人材は基本的な接客マナーやビジネスの専門知識も持ち合わせているため、アルバイト学生よりも優れた労働力として扱いやすい。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です。正式会員の登録をすることで詳細レポートにアクセスすることができます → 記事一覧 / JNEWSについて)
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