JNEWS会員配信日 2015/10/22
有形の商品を扱う貿易ビジネスでは、在庫を抱えることになるし、商品の国際発送にも面倒な作業とコストがかかってくる。もっと身軽に外貨を稼ぎたい場合には、海外のクラウドワークに参加する方法がある。
もともとクラウドソーシングの構想は、国境や国籍に関係無く、世界から優秀な作業者を集めることにあるため、日本からも参加できる仕事は多数見つけられる。
ただし、言語の壁があるため、今のところ海外のクラウドソーシングサイトに登録しているのは、国際結婚や留学で海外に住んでいる、一部の日本人に絞られており、英語のコンテンツを日本語の翻訳する仕事が主流だ。しかし、デザインや写真をテーマにした仕事であれば、言語力のハンディは軽減することができ、専門性の高い仕事ほど、報酬単価は高い。
たとえば「ImageBrief」はオーストラリアで運営される、プロカメラマン向けのクラウドソーシングサイトで、自分の写真を出品販売できる他、出版社や広告代理店などのクライアントが求めているイメージの写真をコンテスト方式で募集している。
クライアントから選定された写真には1画像あたり 250〜2500ドルの値(画像の使用ライセンス料)が付き、その中の70%がカメラマンの取り分になる。このサイトには、世界168ヶ国のカメラマンが登録をしているため支払いはすべてドル建てで、ペイパル口座への振り込みに一本化されている。
世界のクライアントからは、日本の街並みや人物の写真に対するニーズはあるが、それに応えているのは、ほとんどが日本在住の外国人カメラマンであり、それよりも日本を深く知っている日本人カメラマンが活躍できる土壌はある。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です)
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・JNEWS LETTER 2015.10.22
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