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需給を先読みした 新しい賃貸ビジネスによる副収入の狙い方 |
written in 2004/8/9
サラリーマンの副業として賃貸ビジネスの勉強をしてみることは有意義である。月々の家賃収入が期待できる賃貸ビジネスは、自分の労力をかける負担が少ないために、本業の傍らに手掛けられるサイドビジネスとして優れている。ただしアパート経営やマンション投資など、不動産業者によって既にレールが敷かれている賃貸ビジネスは、同じような物件の供給量がすぐに過剰傾向になってしまうため、あまり旨みはない。
近頃では中古マンションの売物件が急増していることから、それを投資用マンションとして副収入希望の個人に販売しようとする動きが盛んだ。銀行に預金していてもほとんど金利収入が得られないこともあって、投資利回り5%〜10%が期待できるという触れ込みの中古マンション購入に興味を示す人達は多い。
しかし現実には、マンションの管理費として月1〜2万円、マンション設備が壊れた時の修繕費や、固定資産税等の経費もかかる。さらに“空室”の期間には家賃が入らないため、自分(大家)の懐に入る収入というのは、購入前の試算よりも大きく目減りしてしまう。投資効率の悪さにマンションを転売しようとしても評価額は購入時よりも大幅に下落しているために、売るに売れないで困っているマンションオーナーは相当数にのぼる。
これらのケースに共通した失敗の理由は、不動産業者が勧める物件を、そのまま鵜呑みにして購入している点である。マンション投資も株式投資と同じように、セールスマンの推奨物件を購入すると、かなりの確率で“ババ”を掴まされることになるのがオチだ。賃貸ビジネスで副収入を得たいのであれば、「どんな物件を購入して賃貸すれば儲かるのか」を自分の頭で考えることが大切である。
(儲かる商売の裏側一覧へ)
●他人と同じことをしても儲からない賃貸ビジネスの法則
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JNEWS LETTER 2004.8.9
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