「Onteras(オンテラス)」は、SNS上で動画のLive配信をするインフルエンサー(ライバー)と企業とをマッチングするプラットフォーム。20~30代の女性ライバーは新しい流行を生み出す情報発信者としての影響力を高めている。
企業とインフルエンサーをマッチングする「Onteras」

2018/5/9

 インフルエンサーマーケティング事業を行なっている株式会社Greed(東京都新宿区)では、「企業」と「Live配信インフルエンサー」とを繋げるマッチングプラットフォーム「Onteras(オンテラス)」を2018年5月からリリースした。

Live配信インフルエンサーとは、Instagram、Twitter、17LiveなどのSNS上でリアルタイムの動画配信を行い、多数のフォロアー視聴者を獲得している情報発信者のことを指す。彼らは「ライバー」とも呼ばれ、20~30代の女性がライバーとして発信する情報が影響力を高めている。カリスマ的なライバーがLive配信中に紹介した“オススメ商品”は、配信後、爆発的に売れるというデータも出てきており、YouTuberとも異なる、新たなインフルエンサーとして注目されている。

特に「17Live(イチナナライブ)」は台湾を筆頭にアジアで爆発的に流行しているLiveアプリで、日本でも浸透していくことが見込まれている。


「Onteras」では、Instagram、Twitter、17Liveなどで、3,000人~500,000人以上のフォロアーを獲得しているインフルエンサーの組織化を進めており、リリース段階で1000名の登録者を予定している。商品のPRをしてもらいたい企業は、Onterasのプラットフォーム上で案件の登録をすると、その商品を紹介したいインフルエンサーからの応募が集まる形式になっている。その後はメッセージ機能によって直接連絡を取りながら、商品の特徴や魅力を伝えることができる。

企業側が支払う料金体系は、インフルエンサーへの報酬とOnteras手数料の2つで構成されている。インフルエンサーへの報酬は自由に設定することが可能で、Onteras手数料は、マッチングが成立したインフルエンサー1人につき10,000円をOnteras対して支払う。費用が発生するのは、インフルエンサーが仕事を完了した時点(Instagramへの投稿等)で、登録時の初期費用や月額料金はかからない。

Onterasを運営する、株式会社Greedは2017年11月の創業。代表者の久留島弘嗣氏(25歳)は中央大学経済学部の出身。卒業後は自由な生き方を目指すために、就職の道は選ばず、2年間は株式投資に没頭することで社会の情勢やビジネスセンスを学び、そこからの起業を果たしている。

近年アジア圏で流行しているライブ系SNSが日本でも注目され、2017年には多くのライブ配信アプリがリリースされている。ライブ配信では、配信者と視聴者の距離感が重要になるため、芸能人では距離が遠すぎるし、何も特徴のない一般人では興味を持たれない。そこで、視聴者との距離感も近く、多数のファンを獲得しているインフルエンサーが重宝されるとの読みから、17Live等のライブ配信インフルエンサーと企業を繋げる「Onteras」を立ち上げている。

インフルエンサーマッチングサービス「Onteras」

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