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破産確率を減らすリスク管理の方法と
収益ポケットの増やし方
JNEWS会員配信日 2016/1/31

 成功して財を成す人の特徴には大きく二つがある。一つは、人よりも努力ができることで、地道な学習やトレーニング、試行錯誤の繰り返しを続けることで、次第に実力が高まっていく。そこには“才能”という要素も関係してくるが、実際には才能がある人ほど努力をしている時間も長い。

もう一つの特徴は、リスクに対する感覚が優れていることだ。これは必ずしもハイリスクで勝負し続けるということではなく、考えられるリスクを事前に想定して、その対策を講じておける慎重さも併せ持っていなければ、継続的な成功はあり得ない。

一つの例として、投資家の世界には「バルサラの破産確率」という指標があり、これを意識するのと、しないのとでは、長期的にみて大損をするリスクが大きく違ってくる。指標を算定する項目となるのは、過去の勝率、トレードの平均損益率、投資資金に対する1トレード単位のリスク設定である。

為替差益を狙ったFX投資を行う場合、過去の勝率が50%の人が、1回の取引で設定する最大損失を元本の10%以内として、儲けと損失が五分五分のトレード(損益率=1)を繰り返し行った場合、元本をすべて失う確率(破産率)は、ほぼ100%になる。

このトレードの失敗点は、マイナスが生じた時に損切りをするタイミングが遅いことである。損切りのポイントを早くして、損益率(平均利益額÷平均損失額)を高くするトレードを心がけることで、勝率は50%のままでも、破産のリスクは大幅に軽減することができる。仮に、勝ちトレード1回あたりの平均利益が10万円の実績なら、負けトレードは5万円のマイナスが出た時点で損切りするルールを徹底すれば、破産確率は1%未満に抑えられる。

株式投資においても、勝率は9勝1敗でも元本が増えていかないという人は、損切りの方法に問題がある。

《損切りポイント(損益率)で変わるFX投資の破産確率》

・勝率50%、損益率=1.0のトレード………破産確率は100%
・勝率50%、損益率=1.2のトレード………破産確率は19.0%
・勝率50%、損益率=1.5のトレード………破産確率は 3.7%
・勝率50%、損益率=2.0のトレード………破産確率は 0.8%
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○1トレードのリスク設定が元本に対して10%の場合
○勝率=勝ちトレード数÷総トレード数
○損益率=トレード1回あたりの平均利益÷平均損失

こうしたリスク管理の発想は、通常のビジネスや生活にも当てはめることができる。

経営者の場合には、借り入れで資金繰りをするのが普通だが、売上や利益に対して何倍までの借り入れなら安全圏なのかを把握しておくことは不可欠である。売上や利益は毎年変化するため、業績が悪化した時のことまでシミュレーションしておく必要がある。

個人の住宅ローンでも、自己資金の割合、金利条件、年間返済額と年収のバランスを考慮して、借入総額と返済年数を決めることが重要だが、実際には「家賃と同額のローン返済なら大丈夫」という、住宅業者のセールストークに乗ってしまう人が少なくない。しかしそこには、持ち家の維持にかかるコスト(修繕費や固定資産税)までが含まれていない。

老後までのマネープランについても、公的年金だけには頼れなくなっていることから、副業や投資によって資金を増やしていくことも考えなくてはいけないが、そこにもリスク管理は必要になる。

これからは、個人の収益源も多様化していける時代になっていくが、自分の時間(労力)や資金(投資先)をどのように振り分けていくのかにより、老後までに蓄えられる資産額には大きな違いが生じてくる。

そうした中で、収入の分散化を支援したり、リスクの管理ができるツールの開発が新たな需要として浮上してきている。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です→記事一覧

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