JNEWS会員配信日 2014/11/30
コンテンツマーケティングは、個人ユーザーを対象にしたものだけでなく、法人顧客を獲得する上でも効果がある。営業マンが出向いてセールスをするのではなく、有益なコンテンツを公開することにより、ターゲットとする顧客の側から、問い合わせや資料請求などをしてくる流れを作ることは、インバウンド・マーケティングと呼ばれている。
法人向けに有効なコンテンツは幾つかあるが、代表的なものとして、欧米では「ホワイトペーパー」が活用されている。いわゆる“白書”のことで、業界や市場の統計データや分析などをまとめた資料である。
※ホワイトペーパーのテンプレート例
ホワイトペーパーの概要をサイトに掲載しておき、完全レポートの閲覧を希望する人には、会社名、担当者名、メールアドレスなどを登録した上で、PDF形式でダウンロードできるようにする。その後は、メールマガジンなどで定期的に情報を配信するなどして、見込客との関係を深めていくのが一般的なやり方である。
ホワイトペーパーの配布方法として、企業のサイトだけではリーチが少ないため、ビジネス系のポータルサイトでも、ホワイトペーパーの配布代行サービスを提供している。
ホワイトペーパーのダウンロード数は、レポートの内容や質によって大きく変わるため、米国ではホワイトペーパー専門のライターが活躍している。ブログのライターなどと比べると、高い専門性や執筆能力が必要となるため、1回あたりの仕事で高額の原稿料が稼げるのが特徴。
優秀なライターが執筆するホワイトペーパー1本あたりの制作料金は、10〜15ページで、2,000〜7,000ドル(約23〜80万円)が相場。納期は1〜2ヶ月、フルタイムの作業ならば1〜2週間の時間をかけてレポートを完成させる。内容は、クライアントとの打ち合わせで決められるが、業界や市場動向の分析に加えて、クライアントの製品を活用した成功事例を紹介するものが多い。
(この内容はJNEWS会員レポートの一部です)
■JNEWS会員レポートの主な項目
●インフォグラフィック・デザインの価値
●コンテンツの質×数でリーチを増やす考え方
●良質な記事を作るためのコンテンツ制作プラットフォーム
●ホワイトペーパーによる法人顧客の集客方法
●ウェビナーによるインバウンド・マーケティング
●スマホ起業者向けウェブサイト制作とアプリ開発の潜在需要
●免税事業者としての在宅ワーカーと副業フリーランスの強み
■この記事の完全レポート
・JNEWS LETTER 2014.11.30
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