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成功するシニア向けスモールビジネスの 着眼点と経営ノウハウ |
JNEWS会員配信日 2013/5/22
オンラインでビジネスを展開することは、高齢者が抱えている様々なハンディを取り除いてくれる。体力的な衰えはあっても、ビジネスに必要なバイタリティ、それに事業のアイデアさえあれば、80歳を超えても起業することは可能だ。
最近では、89歳の女性が、歩行用のステッキに造花をあしらった商品販売で成功したことが話題になっている。1日に10〜20個を手作りで販売しているが、注文が増えてくるようであれば工場を持ちたいと話している。
グランマ・パールと呼ばれるこの女性は、月に 1,000ドルの年金で暮らしていたが、孫の協力を得て、Kickstarter(キックスターター)で、高齢で歩行に障害がある人達に向けた「ハッピーステッキ」という杖の製造販売で資金を集めることになった。
これは、チューリップ、ユリ、くちなし等の造花で装飾された杖で、外出時に使えば、色々な人達から声をかけられて、仲良くなることができる“幸福の杖”というコンセプト。出資額に応じて、杖の優先的な提供や、彼女とボイスメールでの交流ができたり、彼女の自宅で杖の作り方の講習を受けられるように設定した。
目標の資金調達額は3,500ドルだったが、最終的には 248人の出資者から、5,039ドル(約50万円)の資金が集まっている。キックスターターでは、出資者=商品の予約注文者でもあるため、アイデア商品を実現する手段としては適している。
彼女のビジネスは、自分の生き甲斐のため、そして他人を幸せにすることが目的であり、生活に必要なお金は、1,000ドルの年金で満足しているとのこと。彼女の前向きな性格と、ネットの情報発信などをサポートする孫の協力により、89歳の高齢者でも起業できることを示した事例は、米国民に勇気を与えている。
■グランマ・パールのハッピーステッキ
http://kck.st/UimQAR
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JNEWS LETTER 2013.5.22
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