起業家のための成功法則
  
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  新ビジネスを立ち上げる際に大切なことは「いつかライバル(競合)が現れること」を前提に事業プランを作成することである。魅力的な事業ほど、それを模倣した類似サービスが多数登場してくるもの。それを見越した上で、類似サービスに負けることのない優位性を打ち出すことが大切になる。
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ライバルが現われることを事前に想定した
事業計画の競合対策
written in 2005/7/1

 新規の事業計画を立てる上で忘れてはならないのが「競合対策」である。苦労して立ち上げた新規事業がようやく軌道に乗り始めた段階で、それが魅力的な事業であるほど、競合が現われるのは当然の現象として意識しておかなくてはならない。後発業者の中には、豊富な資金力を武器にして、消費者にとって先駆者よりも使い勝手の良い商品やサービスを提供してくることが往々にしてある。

ビジネスプランは著作物とは異なるため、「真似をする」「パクる」ということが自由競争の範囲である程度は認知されている。最近ではビジネスモデル特許として権利を獲得する方法もあるが、権利の取得には時間がかかる上に、その中で守ることができるのはビジネスの仕組みのごく一部分に過ぎない。そのため起業家は常に「自分のビジネスはいつか真似される」という前提のもとに、後発組が現われても負けないだけの競合対策をあらかじめ考えておかなくてはならない。ベンチャーキャピタルから出資を得るために事業計画書を提出する際にも「この事業のコンペティター(競合者)はどこが想定されますか?」という質問は必ずされる項目の一つだ。

しかし事業計画を作成する上で最も難しいのが競合対策の部分でもある。自分が後発組の立場であれば、既にライバルの姿が具体的に見えているため、相手の弱点を見つけて、それを越える機能やサービスを充実させてゆけば良い。しかし自分が先発者の場合には、その逆の立場となって事業を守り抜くことにはかなりのプレッシャーがかかる。具体的な競合対策は、手がける商品やサービスの性質や市場の動向によっても異なるが、いくつかのパターンを見ていこう。
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この記事の核となる項目
 ●立地による他店との差別化による競合対策について
 ●短時間でシェア率を獲得することによる競合対策について
 ●高いシェア率を獲得することによる市場占有率の影響力
 ●他社が追随できない価格政策による競合対策について
 ●競合の出現を先読みしたインターネット商圏のシェア率獲得策
 ●競合との戦いに負けないための"付加価値"の作り方
 ●ライバル店の動向を監視するリサーチビジネスの仕組み


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