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契約書にサインをもらうための
クロージング技術を極める
written in 2004/6/18

 商品を販売するセールスマンにしても、知的ノウハウを指導するコンサルタントにしても、顧客に対してサービスの説明をして具体的な商談、そして契約(注文)を獲得するという流れは同じである。優秀なビジネスマンに共通しているのは、短時間で商談をまとめてしまう交渉力に優れている点だ。一方、営業成績の上がらないセールスマンは、顧客との世間話は盛り上げることができても、なかなかそれが契約へと結びつかない。

セールスでは、まず顧客へのアプローチ(接近)に成功した後、コミュニケーションを深めながら、売り込みたい商品やサービスの説明を行なう。そして最も重要なセールス技術は、どうしようかと迷っている顧客に対して最終的な決断を促す、つまり顧客の背中をそっと押すことで契約書にサインさせる「クロージング」の技術である。

優秀なセールスマンになれば、秀でたクロージングの技をたくさん持っていて、対面する顧客の性格や特徴に合わせた“背中の押し方”を実行している。それでも顧客がまだ決断しないようなら、それは“買う見込みが薄い”と判断して、他の顧客へとセールス対象を移す。例えば、数千万円する住宅販売のセールスでも約3回の訪問で顧客の購入意志を固めさせるのが、トップクラスにいるセールスマンのやり方だ。それでは、具体的なクロージングとしてはどんな方法があるのかを考えてみたい。
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この記事の核となる項目
 ●営業戦略の立案からクロージングまでの流れ
 ●一般的なセールス活動におけるクロージング
 ●自動車販売業界におけるクロージング技術とは
 ●値引き提示だけではないクロージングの材料
 ●自分の営業力を商品とした“セールスレップ”としての独立
 ●クライアント滞在時間比率から導く営業活動の成果と改善策


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