注目の新規事業テーマ
  
Top > 注目の新規事業テーマ
  20年以上が経過して壊れたままの中古車を安く購入して、DIYで再生しようとする旧車レストアの趣味が流行ってきている。丁寧にレストアされた1980〜90年代の国産スポーツカーは高値で取引されるようになっている。
JNEWS LETTER
2週間無料体験購読
配信先メールアドレス

Counter

RDF

 
JNEWS公式
SNSアカウント

Google

WWW を検索
JNEWS.com を検索
趣味と実益を兼ねた旧車レストアと
セルフリノベーション市場
JNEWS会員配信日 2016/5/7

 中古車は「10年・10万キロ」が、実質的な耐用年数と言われている。それを経過した車は、ゴム系パーツの劣化やオイル漏れなどの不具合が出てくるため、商品としては売りにくくなる。ただし、必要なパーツ交換や修理をすれば、それよりも物理的な耐用年数を延ばすことはできる。

中古車業者は、仕入れた車を整備・修理して再商品化するのが仕事だが、最近は価格検索で中古車を選ぶ消費者が増えたため、修理にコストと手間をかけられなくなっているのが実情。そのため、下取りした車の中でも、大掛かりな修理が必要な車は、“現状渡し”としてヤフオクに流してしまう。そのため、腕の良い整備士も育ちにくくなっている。

一方、こうした訳アリの車を安く購入して、修理を目的とした“クルマいじり”の趣味を楽しむアマチュア層が出てきている。背景にあるのは、ネットで新品・中古の各種パーツが取り寄せやすくなっていることや、車種別の整備マニュアルも調べやすくなっていることがある。

DIYによるパーツ交換や修理によって再生された車は、自分の愛車として楽しんだ後、ヤフオクに再出品すると、故障車として購入した時よりも高く売却できることもあり、趣味と実益を兼ねた副業としても成り立ちはじめている。個人のDIY作業で、廃車同然となった車の価値を再生していくのは興味深い取り組みだ。

国産車の中でも、1980年〜90年代に生産された、スカイラインGT−R、トヨタスープラ、ホンダS2000、日産シルビアなどのスポーツカーは人気が再上昇してきているため、壊れて動かなくなったクルマを再生する趣味は、起業のヒントにも繋げられる。




※米国で人気になっている日本の旧車(japaneseclassics.com


自動車に限らず、中古品の中には、故障したまま放置されているモノはたくさんある。それらを修理して再生することは、欧米では究極の趣味として扱われるようになってきている。日本人は、欧米人よりも手先が器用で職人気質であることから、それよりも高いレベルの作業ができる資質がある。最近は、中国への工場移転などで、使い捨ての製品が増えている中で、昭和の時代に生産された製品には、セルフの修理をすることで価値が何倍にも跳ね上がるものがたくさん眠っている。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です→記事一覧

JNEWS会員レポートの主な項目
 ●故障した不動バイクを再生するレストアの趣味市場
 ●高騰するジャパニーズ・クラシックカーの価値
 ●民泊需要で見直される古民家と老朽マンション
 ●築古住宅のリノベーションと再生コスト
 ●中古家具リフォームの副業モデル
 ●修理マニュアルの作成+部品販売のビジネスモデル
 ●部品供給で変わる製品の寿命と資産価値
 ●不動産バブル再燃の主役となるサラリーマン大家と金融業界
 ●自動車業界から学ぶ中古ビジネスの再構築とオークション取引
 ●弟子入り修行からスクールビジネスへと変わる職人養成の養成市場
 ●DIYによるマイホーム価値の向上策とフォークロージャー投資
 ●消費者のDIY生活を支援する新たなエキスパート職の台頭

この記事の完全レポート
 ・JNEWS LETTER 2016.5.7
 ※アクセスには正式登録後のID、PASSWORDが必要です。
 ※JNEWS会員のPASSWORD確認はこちらへ




(注目の新規事業) / (トップページ) / (JNEWSについて)