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  グーグルやアマゾンなどでは、サイト運営のスタッフとして在宅勤務のクラウドワーカーを多数採用している。それらの人材の採用〜育成を担当する業者は「クラウドソーシング・プロバイダー」と呼ばれて、需要が急拡大している。
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隠れたエリート人材を掘り起こす
クラウドソーシングの業界構造
written in 2012/9/17

 パソコンやスマートフォンを使っている人なら、グーグルのサービスは必ずと言って良いほど利用しているだろう。様々な新機能が提供されているが、基本の検索機能だけをみても、検索エンジンのアルゴリズムは日々改良されていて、ユーザーにとって「本当に優良なサイト」が上位に表示されるように管理されている。

フェイスブックなどのSNSにしても、世界的にシェアを拡大しているサイトでは、新機能の追加や、不具合の修正などを迅速に行うことにより、ユーザーが「安心して使えるインフラ」としての信頼を獲得している。

しかし、アクセスが加速度的に増えていく中で、こうしたサイトの裏側では、どのような人員体制でサービスを維持しているのだろうか?

グーグルには、フルタイムで働く社員が3万2千人いるが、その多くは新機能の開発などを担当しており、検索上位を不正に狙おうとするスパムサイトの監視や、中小業者が掲載する広告内容のチェックまでは対応していない。こうしたサイト運営の日常的な作業については、外部のテレワーカーに委託される「クラウドソーシング」が進められている。

クラウドソーシングの中には、内職的な作業を、極めて安い単価で発注する仕事もあるが、最近になって注目されているのは、社員と同等以上の優れた人材をクラウドの中から発掘して、知的な業務やプロジェクトを任せることである。

人件費の安さだけでみれば、中国をはじめとした新興国が強い時代ではあるが、先進国の中には、まだまだ優秀な人材が埋もれている。そうした人達を「社員」という枠から外れた、不特定多数の中から掘り起こすのが「クラウドソーシング」の本質であり、その新しい人材市場が欧米で伸びている。



IT業界に限らず、社員の人件費を抑制したい大企業でも、知的クラウドワーカーの採用には関心を示しているが、その背後には、「クラウドソーシング・プロバイダー」と呼ばれる、クラウドワーカーの募集から採用、育成までを担当する業者が登場していることがある。そこで、今回はクラウドソーシングの人材市場がどのように形成されてきたのかを解説しながら、これからの知的人材の発掘〜活用方法について考えてみたい。

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この記事の核となる項目
 ●労働市場から隠れたクラウドワーカーの実像
 ●クラウドソーシングの受発注ルートについて
 ●クラウドワークによる労働革命の本質とは
 ●クラウドによるSNS投稿写真の判定作業
 ●作業の自動化+スペシャリストによるWebのローカライズ
 ●検索精度を高めるグーグルのクラウド部隊
 ●高度テレワーカーの採用・育成・紹介プログラム
 ●田舎人材採用の利点とテレワーク人材紹介ビジネスの仕組み
 ●ユーザー参加で需要を先読みするソーシャルプロダクト開発
 ●ネットビジネスの現場で調達されるオンデマンド労働者の実態
 ●クラウドワークとネット副業を普及させるペイパルマネーの実力


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