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フェイスブックの活用
written in 2011/5/28

 震災の混乱時に情報収集する目的で、ツイッターやフェイスブックを利用し始めた人は多いが、それでも、日本ではソーシャルメディアの利用率が、世界と比べると低いようである。「日本はネット先進国なのにどうして?」と思うかもしれないが、日本では15年以上前から、ホームページを主体としたインターネットの利用法が定着して、それに慣れてしまった世代からすると、ソーシャルメディアの新しいネット文化に、なかなか馴染めないことが理由にある。

ソーシャルメディアの統計サイト「Socialbakers」によると、日本のフェイスブック利用者は、震災前の2011年2月の時点で 約250万人だったのが、震災後の3月に 300万人を超したところである。それでも、国内人口からみた普及率は 2.6%に過ぎず、国別のフェイスブック利用者数は36位である。

しかし国によっては、フェイスブックの普及率が人口比で50%を超えている。それは、ネットが普及しはじめてから、まだ年月の浅い国や、若いネットユーザーが多い国にみられる特徴で、彼らにしてみると、ホームページよりも、フェイスブックやツイッターで情報発信することのほうが身近な習慣として定着しているのだ。

《国別のフェイスブック利用者数と普及率(2011年5月)》

  

米国に次いでフェイスブック利用者が多いインドネシアでは、2億3千万人の人口に対して3千6百万人(15%)がフェイスブックを利用している。人口に対して15%の利用者というのは、同国のブロードバンド普及率よりも高い水準なのだが、携帯電話の利用者が1億5千万人いることから、大半はケータイからフェイスブックにアクセスして、家族や友達との連絡や情報収集の手段として活用している。

そのため、インドネシアの企業広告にも、フェイスブックは欠かせない媒体になっている。それ以外の国でも、市民側のソーシャルネットワーク(SNS)人口が急速に伸びてきたことから、企業がSNSを活用した宣伝やプロモーションを行う「ソーシャルメディア・マーケティング(SMM)」の成功ノウハウを生み出すことが、急務の課題となっている。

日本でも携帯電話が、いわゆる“ガラケー”から“スマートフォン”へと移行する時期が訪れており、今後はモバイル環境でのSNS活用がいよいよ本番を迎えることになりそう。その中で、企業や商店はどのように集客や販促を行っていけばよいのかを考えていきたい。

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この記事の核となる項目
 ●「いいね」ボタンで集客するベーグルショップ
 ●電子クーポンによるフェイスブックファンの増やし方
 ●ファン特性に合わせた情報発信のスタイル
 ●フェイスブック広告で指定するターゲットの条件
 ●友人関係の中に入り込むソーシャルブランド
 ●友達の繋がりによる情報の影響力とは
 ●トップソーシャルブランドの推移
 ●GAPに学ぶソーシャルブランド構築術
 ●友達を道連れにする位置情報割引サービス
 ●SNS各社が開発するチェックイン・クーポンの仕組み
 ●2011年有望ビジネスの着目点(女性スマート層の新購買スタイル)
 ●タダ飯をふるまうレストランと食い逃げをする客の駆け引き
 ●ローカル広告市場を席巻するグルーポンビジネスの正体


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