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高級健康食品「ローヤルゼリー」の流通構造と 優劣の見極め方 |
written in 2003/4/6
中国産のダイエット食品が死者を出すにまで至った健康被害事件がまだ記憶に新しい。医薬品とは異なる健康食品は薬局以外でも訪問販売やオンラインショップなど様々なルートにて無資格で販売することができる故に、商品の品質や安全性については玉石混淆なのが実態である。
「健康食品」と呼ばれる、栄養補助や健康増進を目的にした食品は、昭和37年頃に登場した。当初は一般食品に比べるとかなりの高額で、販売の形態は主に訪問販売が主体であった。マンツーマンによる詳しい商品説明と日常のアフターフォローによって顧客のネットワークを拡大していった。
1970年代に入って健康食品が一大ブームになってからは、大手食品メーカーや医薬品メーカーなど大小問わず異業種からの参入が相次ぎ、販売チャネルも通販の他、ドラッグストア、コンビニエンスストアと一般店頭にまで拡大して、現在の市場規模は1兆円を超える。ところが健康食品の品質や効能、価格設定には不透明な部分が多い。
健康食品は本来、医薬品のように即効性があるわけでなく、長期にわたって飲用することによって徐々に体質改善をしていく商品であるため、購入、飲用してすぐに効果を確認することは難しい。そこで一般消費者の多くは、販売員の説明やパッケージに記載されている成分名を頼りにして商品を選択をする。「値段が高いほど効くはず」という心理が「何となく体の調子が良くなった」という気持ちにさせることもあるが、専門家に言わせれば「価格が高い商品」が必ずしも高品質であるとは限らないと指摘する。
健康食品の優劣を判断するためには、メーカーが製造する原価に対して、流通経路中でどの程度の中間利潤が上乗せされているかを把握することが大切。また、ほとんどの健康食品は自然素材の中から“健康に良い”とされる成分を抽出して原料としているため、メーカーがその自然素材をどんな方法によって調達しているのかでも、品質には差が生じてくる。そのため、健康食品は農産物と同様に生産者から消費者までの流通経路が短いほど、総じて「低価格で高品質」といえる。そのカラクリについて詳しい解説をしてみたい。
(健康関連ビジネス一覧へ)
●品質と価格の判断が難しい健康食品の販売経路
●高級健康食品「ローヤルゼリー」の品質と価格の関係
●ローヤルゼリーの流通ルート解説
●人気化する養蜂業者から産直されるローヤルゼリー
●健康ブームにはとらわれない養蜂業者のローヤルゼリー販売
●プロが教える真のローヤルゼリー判別法
●品質を決定づけるローヤルぜーリーの生産方法
●産直販売が信頼性を高めるこれからの健康食品
●日本人の欠食習慣によって拡大する健康食品市場の動向と問題点
JNEWS LETTER 2003.4.6
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