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肥満防止と生活習慣病予防に向けた 健康管理の新ビジネス |
written in 2003/12/17
グルメ志向が進んでいく一方で健康維持に気を遣う人が増えているのは周知の通り。その中でも体重の管理は現代人にとって最も関心の高いテーマである。体重を気にする人達がすべて「ダイエットが必要な人達」というわけでなく、健康維持のための「肥満防止」に気を付ける層が近頃では増えているのが特徴。
肥満はさまざまな生活習慣の不摂生が引き金になるというが、それを自分の意志だけでコントロールすることはなかなか難しい。そこで毎日の食事の管理や、各自に合った運動メニューの作成〜指導、健康的なライフスタイルを作るためのサポートなどを、有料のサービスや機器に頼る人達が増えている。米国ではこの分野を「Overweight Prevention(肥満防止市場)」と位置付けて、関連の新しいビジネスが多数登場している。
ターゲットとなるのはスタイルを気にする女性やビジネスマンだけでなく、子供にまで至る。現代ではジャンクフードやファーストフードが広く普及しているため、それに慣れてしまった子供達に肥満症状が多く現れている。それが原因となって糖尿病などの生活習慣病を患う子供も増えている。
日本でもダイエット食品は好調な売れ行きを示しているが、肥満の防止や日頃の体調管理を個別にサポートするサービスはまだ先行事例が少なく、これからの有望市場として期待が持てる分野だ。
●個人で維持することが難しい健康管理
●乳幼児の栄養管理にフォーカスしたビジネス
●パーソラナイズ化で有料化するレシピ提供サービス
●食品の在庫管理〜栄養管理をしてくれるバーコードスキャナー
●デジタルカメラの画像から栄養診断するサービス
●オンライン化するスポーツジムへの着目
●食品成分の電子化で浮上するパーソナル栄養士サービス
JNEWS LETTER 2003.12.17
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