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世界的に浮上する環境保全のための
バイオマス関連ビジネス

 地球環境にやさしく、大気を汚さないクリーンなエネルギーへの需要が高まっている中で、中古車業界ではディーゼル車の取引相場が暴落している。これは「自動車 NOx・PM法」が平成14年10月に適用され、軽油を燃料とするディーゼル車から排出される PM(超微粒子物質)、NOx(二酸化窒素)が基準値以上の場合には対策地域内での車検が通らなくなるためだ。

このディーゼル規制はかなり厳しいもので、2002年に販売された新型のRV車でも同基準を満たしていないものは多く、対策地域内では販売、転売することもできなくなる。(対策地域:東京、埼玉、千葉、神奈川、愛知、三重、大阪、兵庫各都府県の都市部)

そのため新車購入時には 300万円を越えた真新しい高級RV車も、ディーゼルエンジンであれば価値が急落、それでも業者オークションでは買い手が付かない状態だ。唯一、外国人ブローカー達が底値のディーゼル車を買い漁って海外へ輸出するビジネスで稼いでいる程度。事実上、軽油を燃料としたディーゼル車は消えてゆく運命にある。

これに代わって今後の普及が期待されているのが、ハイブリッド車や電気自動車などの「低公害車」であることは周知の通りである。性能的には従来の燃料より低下しても、「低公害」「クリーンエネルギー」というキーワードによる買い換えの経済効果が期待されている。クリーンエネルギー化の波は“自動車”に限らず、その他の分野でも“エコ”エネルギービジネスの新しい動きが見られる。


この記事の核となる項目
 ●世界規模で推進されるバイオマスエネルギー活用への着目
 ●バイオマスに向けた新ビジネス(ペレットストーブ)
 ●新しいバイオマス燃料のコストと供給の問題について
 ●海外で注目されるバイオマスプロジェクトの人気テーマ
 ●新エネルギー関連ビジネス参入への留意点


この記事の完全情報はこちらへ
JNEWS LETTER 2003.1.23
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