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無理のない返済プランほど儲かる
高利ローン業者の採算構造
written in 2003.6.12

 給料の賃下げや、銀行が融資を渋る昨今の状況を受けてか、高利の貸金業者の台頭が目立つ。“闇金融”と呼ばれる非合法の悪徳業者だけでなく、テレビCMでお馴染みの消費者金融会社の無人契約機、クレジットカードのキャッシングサービスなど、消費者の身近にある高金利ローンというのは想像以上に多い。“貸す側”の金融業者は巧みな宣伝文句で、無理なく手軽にキャッシングできることをアピールするが、計算上の金利負担はやはり大きなことに変わりはない。個人と法人の違いに関係なく、借金をする際には金利に関する正しい知識を身につけておくことが大切だ。

 銀行と貸金業者、それぞれの規模や世間からの評判に違いはあっても「金利収入」が収益基盤になっていることに何ら違いはない。金融業者が融資をする際には、「貸したお金がもしかしたら返済されないかもしれない」というリスクを負うことになるため、審査が厳しくなく気軽に利用できる融資ほど金利が高くなるのが普通である。借りる時には数%程度の金利差なら意識することも少ないが、実際の返済額では大きな差が生じている。


この記事の核となる項目
 ●わかりにくい金利表示のトリック(年利・月利・日歩)
 ●無理のない返済計画→長期で貸すほど儲かる仕組み
 ●“貸し倒れ”を防ぐための「担保」の種類と役割と問題点
 ●貧乏人ほど高い買い物をすることになる金利マジックの話


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JNEWS LETTER 2003.6.12
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