<リピーター率が 5%ずつ上昇する場合>
顧客歴 リピーター率 固定客数 売上額(客単価 8000円) 粗利益(40%)
1年目 (新規) 1000人 \8,000,000 \3,200,000
2年目 60% 600人 \4,800,000 \1,920,000
3年目 65% 390人 \3,120,000 \1,248,000
4年目 70% 273人 \2,184,000 \873,600
5年目 75% 204人 \1,632,000 \652,800
6年目 80% 163人 \1,304,000 \521,600
-------------------------------------
\21,040,000 \8,416,000
↑
│
(LTV)
<リピーター率が 5%ずつ下降する場合>
顧客歴 リピーター率 固定客数 売上額(客単価 8000円) 粗利益(40%)
1年目 (新規) 1000人 \8,000,000 \3,200,000
2年目 60% 600人 \4,800,000 \1,920,000
3年目 55% 330人 \2,640,000 \1,056,000
4年目 50% 165人 \1,320,000 \528,000
5年目 45% 74人 \592,000 \236,800
6年目 40% 30人 \240,000 \96,000
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\17,592,000 \7,036,800
↑
│
(LTV)
実際には顧客歴が長くなるほど客単価も上昇する傾向があるが、今回は敢えてそれを考慮せずに「客単価= 8000円」「粗利益= 40%」に統一して顧客生涯価値(LTV)を算出してみた。その結果、上記2パターンでは約 140万円近いLTVの差が生じている。これに顧客歴に応じた客単価上昇率を合わせて考えれば毎年のリピーターの変動率が大きな利益格差に繋がることが理解できるはずだ。
リピート率を高めるには固定客に対して定期的にDMを発送するのが実店舗戦略のセオリーだが、オンラインショップでは無意味なDMメールは評判を落とすことになるため、月1回、2ヶ月、3ヶ月に1回といった長い間隔でも構わないので、定期的に充実したメールマガジンを発行するのが良い。これだけの努力でもリピート率に数%程度の変動は見られる。オンラインショップ運営者は自店の顧客リストを顧客歴毎にグループ化して、リピート率が年々上昇しているか下降しているかを確認し、次の戦略に生かしてもらいたい。