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女性から支持される人気オンラインショップのＷｅｂ運営術

　ユーザーから支持されているオンラインショップには、それだけの理由がある。売れ筋商品を扱っているから繁盛するのではなく、そのショップならではの売り方や特徴を生みだし、それを認めてくれる顧客を一人ずつ獲得していくスタイルは実店舗経営と共通したものだ。しかし、異なるのは口コミ情報の伝達速度で、ユーザーから良い評判が上がったショップの来店客数（アクセス数）や売上高の上昇速度は実店舗よりも速い。そして、特に女性向け商品を扱うショップの台頭が国内でも目立ち始めている。

　その中でも女性用インポートランジェリーを販売するアールユウ・シュド（Ｒｕ・Ｓｕｄ）というオンラインショップは女性ユーザー達の間で評判が高い。日経BESTshopのファッション・ギフト部門ランキング（1.7付）でも１位を獲得し
ているサイトである。

　「インポートランジェリーが売れる」という結果が出た後では納得する人も多いが、実際にゼロからオンライン販売のノウハウを開拓して成功させるまでの道は平坦ではない。なぜＲｕ・Ｓｕｄが支持されているのかを探ってみたい。

■アールユウ・シュド（Ｒｕ・Ｓｕｄ）
http://www.opsweb.co.jp/tonya/rusud/
■日経BESTshop（ファッション・ギフト部門）
http://bestshop.nikkeibp.co.jp/cgi-bin/bestshop_catelist.pl?category=fasion

ネット販売には不向きな商品

　Ｒｕ・Ｓｕｄでは女性用高級下着（特にブラ）は決してインターネット向きの商品ではないと考えている。そのためオンライン販売には向いていないことを意識した上での販売戦略を立てている。

　オンライン販売で最も大きな壁となるのがサイズの問題だ。掲載される商品の説明文には個々の商品ごとにサイズの微妙な違いを表記している。また、サイズに不安のある顧客には徹底的にメールで対応し、ボディサイズ等を知らせてくれた場合には返品送料を無料にするなどして、サイズが合わない場合の不安を徹底的に取り除くようにしている。その対応には当然、コストがかかるために利益率が低下するのがネット販売に不向きだと考える理由である。

●Ｒｕ・Ｓｕｄがユーザーから支持される理由
●Ｒｕ・Ｓｕｄの客層と売上動向
●繁盛するショップの新しいｗｅｂ運営スタイル
●成功報酬型サイト運営というビジネスモデル
　・成功手数料率の考え方

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＜これはJNEWS LETTER 2000年1月22日号に掲載された記事です＞