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厳冬の時代を迎える出版業界の構造
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written in 2003.1.19
オンライン業界では「有料コンテンツが売れない」と嘆いているが、紙媒体を扱う出版業界でも深刻な不況に陥っている。それでも2000年頃まではITブームの追い風を受けて、ネット関連のマニュアル本や雑誌が好調に伸びていたが、昨年頃からはどの分野の出版も泣かず飛ばずの状態が続いている。
数十万部、数百万部規模で売れるベストセラー本は、余程の話題性がない限り、最近では出にくくなっているために、執筆活動を専業とする著名な作家やライターでも、原稿料や印税による収入はかなり落ち込んでいるという。そこで大ヒットは狙わずに、数千部〜数万部単位の小さな企画を繰り返す多品種小ロット型の出版で日銭を稼いでいるという状況だ。
しかし企画が外れた場合には、全国の書店に流通した本は出版社のもとに返品されてくるために、不良在庫を抱えた出版社の倒産も急増している。もともと書籍の出版業は“当たるか外れるか”の博打性が高いビジネスといわれていたが、昨今の出版不況によって、伸るか反るかの社運を賭けた勝負に負ける出版社が増えているのだ。

●返品制度の裏側にある本が売れなくなった理由
●出版業界における在庫管理の問題点
●印刷、製本業者に降りかかる出版不況の実態
●大手出版社の系列化による製本業界の弊害
●業界の構造改革に挑戦する製本見積もりサイト
●業界の実情に配慮したオンライン見積りの仕組み
●製本業界の若手経営者が起こすべき業界変革の波
●出版業界が見逃しているベストセラー作りのためのネット活用

JNEWS LETTER 2003.1.19
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