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店舗内で過剰在庫が生み出される背景と
原因の分析
written in 2000.6.3

 メーカー、流通業者にとって最も怖いのは過剰在庫が蓄積されて徐々に資金繰りが悪化していくことである。売上高を拡大していくためには、売るべき商品を在庫として常に確保しておく必要があるが、顧客側の要望に応じて幅広い在庫を揃えておくことで、徐々に過剰在庫が蓄積されていく。

 滞留された在庫は資金の流れを止めて資金繰りを悪化させてしまうのと同時に、店舗や倉庫のスペースまでを占有してしまうために、本来は売れ筋商品を置くためのスペースまでが狭くなり販売機会ロスを引き起こすことへとつながる。これは消費者の嗜好が多品種多品目へと傾倒していくに従って深刻になる。

 経営者としては誰も好んで過剰在庫を生み出そうとはしていない。ところが何らかの理由により販売計画が狂ったり、顧客とのトラブル等により不本意な在庫を抱えてしまうことも珍しくない。そこで、「どの様にして過剰在庫は生じてくるのか」を整理しておきたい。


過剰在庫の種類

 一般に「不良在庫」「過剰在庫」「滞留在庫」などと呼ばれる、望ましくない在庫には下記のような種類がある。

 ○季節外れ在庫アパレル商品のように販売時期を逃してしまうと全く売れなくなってしまう在庫商品。
 ○持ち越し在庫季節外れ在庫を抱えたまま翌年の販売シーズンまで倉庫内で眠らせておく在庫商品。
 ○半端ものの在庫本来はセット販売が原則であった商品がばら売りされ、残りの商品が売れ残ってしまうことで蓄積される在庫。また、色やサイズによって売れ残ってしまう商品もここに含まれる。
 ○返品不能在庫メーカーや問屋からの仕入条件として「買い取り・返品不可」が指定されている商品の売れ残り在庫。
 ○商品回転率が低い商品の長期在庫1年に数個程度しか売れることのない商品、つまり商品回転率が低い商品が倉庫内で眠っている状態。


過剰在庫を生み出す原因

 単一商品のみを扱うショップなら販売動向と在庫状況とのバランスを考慮して常に適正量の在庫を保持しておくことは比較的簡単である。しかし実際には多品種多品目の商品を同時に販売することになるため、店舗スタッフや経営者でも各商品の在庫状況が適正ラインにあるか否かを常時把握しておくのは難しい。また、それが判断できているとしても、やむを得ない理由により過剰在庫が蓄積されていくことは珍しくない。その具体的原因としては下記のようなものがある。

 ○セット商品を顧客の要望によりばら売りする場合
 ○色、サイズ毎に品揃えが必要な商品
 ○顧客から返品された商品
 ○在庫管理のミスによりメーカー側に返品できなくなった商品
 ○顧客からの予約商品がキャンセルされた場合
 ○販売ピーク時(特定の季節)に売れ残った季節商品
 ○大量一括仕入により特売セールをおこない、売れ残った商品
 ○メーカー報奨金(リベート)獲得のために余分に仕入れた商品

 これらの過剰在庫を防ぐ方法としては「棚卸し」によって定期的に在庫状況を確認して、各商品の在庫保有日数を算出、管理していくのが一般的だ。更に最近では店内レジと倉庫内の在庫高とを連動させてリアルタイムで管理できるPOSシステムの導入も大型店舗を中心として進められている。

 いずれにしてもメーカー、流通業者にとって「過剰在庫」が商売の大敵になることは間違いない。ここに着目したビジネスとして過剰在庫の取引市場もネット上で立ちあがりつつあるが、様々な視点から同分野に関連した新ビジネスを生み出せる可能性は高い。


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これは正式会員向けJNEWS LETTER 2000年6月3日号に掲載された記事のサンプルです。 JNEWSでは、電子メールを媒体としたニューズレター(JNEWS LETTER)での有料(個人:月額500円、法人:月額1名300円)による情報提供をメインの活動としています。JNEWSが発信する情報を深く知りたい人のために2週間の無料お試し登録を用意していますので下のフォームからお申し込みください。
 
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