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新しい顧客層開拓で伸びる 仏壇業界とオンライン通販との相性
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written in 2002.9.19
高齢社会を迎えるにあたって需要の拡大が予測されるものの一つに「仏壇・仏具」がある。大家族から核家族へと変化して“仏壇のない家”も増えてきたが、近親者が亡くなることで「仏壇を初めて購入する層」が今後は増加することが見込まれている。
ただし、昔のような“仏間”を新たに持てる家はほとんどないことから、現代の住宅事情にあった仏壇、仏具への需要が高まっている。陰気なイメージのある仏壇から、部屋のインテリアとしても見栄えのよい仏壇へと、顧客側のニーズは変化している。昨今のヒーリングブームとも連動して、仏壇にも“癒し効果”得られるような商品企画が仏壇業界に求められるようになった。
仏壇販売大手の「はせがわ」では昨年12月に渋谷道玄坂に大型店をオープンさせた。従来の仏壇顧客層とは異なる若者が同店のターゲットである。現代のインテリアにもマッチする新型仏壇を提案すると共に、アロマ系のお香やデザイナーズ珠数などのヒーリンググッズもあわせて販売する。この若返り戦略によって、同店では新しい客層を開拓すると共に、仏壇の平均売上単価を35万円から45万円へと押し上げることに成功している。
若者を中心とした「心のよりどころ」を求める人達の増加が、意外な業界へのビジネスチャンスを喚起しているわけだが、これからはオンライン販売への可能性にも着目していきたい。あまり知られていないことだが、仏壇仏具は通信販売に適した商材だと語る業界関係者は多い。

●仏壇という商材の特徴と粗利益率
●寺院を経由した仏壇の販売手法
●無宗教者に向けたメモリアル用品販売へ
●国内3兆円市場に膨らむ葬儀業界へ向けたインターネット戦略

JNEWS LETTER 2002.9.19
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