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低価格ライブカメラが開拓する
住宅監視システム市場
事例:Xanboo Inc.
written in 2001.4.27

 ピッキング強盗、ストーカー、虐待といった、新しい犯罪形態が増え、セキュリティに対する一般の関心が高まってきている。今まではセキュリティ対策というと、要人や公共施設、企業が関わるもので個人レベルではあまり関係ないと思われていた。しかし犯罪の多様化などにより個人宅の安全、すなわち“ホームセキュリティ”の必要性が高まっているのは確かだ。今後は、個人向けのセキュリティビジネスの需要が高まることが予想される。

 米国では、早くから個人向けのセキュリティサービスが登場している。住宅や自家用車のセキュリティシステムから護身用の道具に至るまで、パーソナルセキュリティサービスがビジネスとして既に確立しているといえよう。

とはいうものの、住宅向けのセキュリティシステムなどは決して安い商品ではなく、必要性はあるが、誰でも手軽に設置できるというものではなかった。しかしデジタルカメラやネットワーク機器の低価格化により、同分野にも新ビジネスの可能性が高まっている。初期の設備負担や月々の経費負担が重くなく、扱いやすいホームセキュリティサービスを提供できれば、昼間留守がちな共働き世帯を中心とした新しい顧客層を開拓することができるはずだ。

●ライブカメラを応用したホームセキュリティ市場
●オンライン住宅管理システムの仕組みについて(海外事例)
●デジカメを応用した小型監視カメラ市場の動向(国内事例)

<この記事の完全情報>
JNEWS LETTER 2001.4.27
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