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プロのアシスタント業が成り立つ
新たな職業と知的な専門業務
written in 2006/5/13

 「アシスタント」と言えば、仕事の補佐役や助手のことを指している。もともとアシスタントの仕事は、入社したての若手社員が担当するものと相場は決まっていたが、近頃では、そのアシスタントの仕事に対する認識や評価が変化してきている。その背景にあるのが、ビジネスの知財化やワークスタイルの変化だ。

これまで「自分の事業を立ち上げる」ということは「自分の会社を作る」こととほぼ同義であったが、ネットやパソコンを主体とした仕事の環境が整ってくると、会社を大きくすることに囚われず、SOHOとしてのワークスタイルを選ぶ人も欧米では増えている。これは知的財産を武器とするスペシャリストほど見られる傾向で、仕事の中に含まれる個性的な才能やノウハウを追求していくためには、大きな会社組織を目指すよりも、SOHOとして自分のビジネスを追求したほうが、自分の知的財産が守れるし、生き甲斐を感じるという価値観である。

しかしSOHOでも仕事が多忙になれば、アシスタント役のスタッフは必要になってくる。従来の会社経営なら「この辺りでやる気のある若手をアシスタントとして雇おうか」ということになるが、知財ビジネスではここに落とし穴が存在している。売れっ子漫画家が、そこから独立した元アシスタントにお株を奪われるということもあるが、似たようなことをアシスタントを雇ったプロフェッショナルの多くが大なり小なり経験しているのだ。

デザイナー、コンサルタント、士業など、自分の知財をウリとした仕事で独立開業したい場合には、すでにその道で活躍しているプロの元に弟子入り(就職)して仕事のイロハを学ぶ、というのが従来のセオリーであったが、近年ではSOHOやネット環境での独立が以前よりも容易になっていることから、わずか数年で退職をしてすぐにライバルとなってしまうことが新たな問題として浮上してきた。そのため、プロのスペシャリスト達の中では、将来の独立意欲旺盛な人材をアシスタント代わりに雇うのではなく、アシスタントとしての役割を全うしてくれる「アシスタントのプロ」と言えるような人材に対する需要が高まっている。そこに新たな職業が成り立つ余地がある。
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この記事の核となる項目
 ●法律分野のアシスタント専門職「パラリーガル」
 ●プロとして認められはじめているアシスタント業務
 ●もはや“助手”ではないティーチングアシスタント
 ●医療業界におけるメディカルアシスタントの役割
 ●不動産業界にみるアシスタント業務の掘り起し方
 ●知的スペシャリストが独立希望者を雇わない理由
 ●機械にできない気遣いをウリにしたオンライン秘書の専門職
 ●多忙な有名人の原稿を執筆代行する口述執筆業の新たな可能性
 ●知的収入と自由時間の有無で評価される成功SOHOの収益構造
 ●商売繁盛のノウハウを知的財産化する発想と契約専門家の台頭


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