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ショッピングエージェント機能が実現させる ユビキタスコマース |
written in 2004/4/10
無線ICタグ(RFID)や携帯情報端末(携帯電話等)の高性能化、QRコードによるオンラインと紙媒体の連動など、我々の生活をより便利にさせる新技術は次々と登場してくる。これらの技術を組み合わせることで、今まで映画や小説の中の話に過ぎなかった未来的なショッピングスタイルが現実のものになりつつある。
「eコマース」といえばオンラインにつながったパソコンから利用できるショッピングという考えをいつまでも持ち続けることは間違いで、これからのわずか数年で実店舗とオンラインとが融合した次世代のショッピングスタイルが確立していくことを、今の段階からイメージしておくことが大切だ。
次世代ショッピングの一つとして、小売店におけるクリック&モルタル戦略が進化した「エージェントショッピング」がある。それは、オンラインショッピングと実店舗ショッピングの間に、位置情報や携帯情報端末およびエージェント機能を持ったソフトウエアが加わることで、消費者は買い物の際にオンラインと実店舗とを横断して「一番安い店」を調べたり、広い店内から目的の商品を探して歩き回ることもしなくて済むようになる。
米国では、オンラインショッピング(eコマース)が発達した背景には、買い物で店員と関わり合うことの煩わしさ(押し売りや無知な店員の応対による時間のロス、店員と口をきくという面倒さ等々)をできるだけ排除し、最も効率的に買い物をしたいとする“hustle free”の実現があったと分析する専門家が多い。
その様を「Silent Commerce(沈黙の商取引)」と名付け、情報技術を利用することで人と関わり合うことのない商取引を実現しようとする取り組みが進んできている。それは「ユビキタスコマース(Ubiquitous Commerce)」とも名付けられて、究極のショッピングスタイルを実現しようとしている。
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JNEWS LETTER 2004.4.10
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