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必要固定客数から導く メルマガ読者数の目標設定と求め方
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オンラインショップが販促目的のメールマガジンを発行する場合には(読者数×注文率×客単価=メルマガ経由の売上高)という公式が成り立つことから、「読者獲得数目標」を明確に設定することが大切。ただし、それを自ショップに合致した水準で算出するためには、事前データとして下記のような数値を把握しておく必要がある。
・自ショップの固定客率
・固定客の平均客単価
・固定客の年間平均購買頻度
これらの数値が確定すれば、年間売上高の目標値を達成するために必要な固定客数を導き出すことが可能になる。
●オンラインショップの必要固定客数
┌───────────────────────┐
│ 年間売上高×固定客率 │
│ 必要固定客数 = ──────────── │
│ 客単価×年間購買頻度 │
└───────────────────────┘
(※固定客率とは全売上高の中で固定客が購入する金額の割合)
・年間売上高(目標値) -------> 3000万円
・固定客率 -------------------> 50%
・客単価 ---------------------> 5,000円
・年間購買頻度 ---------------> 2回
3000万円×0.5
必要固定客数(年間) = ─────────
5,000円×2回
1500万円
= ───────=1500人
10,000円
※この「オンラインショップの必要固定客数」の算出公式は「実店舗の一坪当たり必要固定客数」の算出方法を応用したものである。
■JNEWS LETTER関連情報
JNEWS LETTER 99.8.28
<目標売上高を達成する必要固定客数の求め方>
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上記の計算式により、年間売上目標額(3000万円)を達成するためには1500人の固定客を組織化する必要のあることが理解できる。この具体的な会員組織としての「メルマガ読者による囲い込み」をするのであれば、すべての読者が固定客化するわけではないことを考慮して、その何割増しかの読者を獲得しなければならない。
仮に、既に自ショップでの購入経験のある顧客にのみをメルマガ読者対象とするのなら、3000人程度の読者でも十分な購買力を見せてくれる。しかし、的が外れたターゲット層を対象にしたプレゼント懸賞などで囲い込んだケースでは、3万人の読者を集めても1500人の必要固定客数を獲得できないこともある。
オンラインショップ運営では対面販売ができないため「顧客の顔が見えない商売」になるが、それだけに顧客の質や量を数値化して、その動向・推移を常時監視していくことが不可欠となる。自ショップの年間売上目標を達成するための必要固定客数は何人なのかを明確に把握しているショップ運営者はまだ少ないが、この目標設定を理解することにより、webサイトの目標アクセス数なども逆算することができるようになる。
■JNEWS LETTER関連情報
JNEWS LETTER 2000.10.7
<メールマガジンが生み出す販売力と顧客ネットワークの特徴>
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これは正式会員向けJNEWS LETTER 2000年10月14日号に掲載された記事のサンプルです。 JNEWSでは、電子メールを媒体としたニューズレター(JNEWS LETTER)での有料(個人:月額500円、法人:月額1名300円)による情報提供をメインの活動としています。JNEWSが発信する情報を深く知りたい人のために2週間の無料お試し登録を用意していますので下のフォームからお申し込みください。
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