自転車ショップとカフェをカフェを兼ねた「サイクルカフェ」の業態が英国で流行。自転車愛好者が集える空間としてロンドンを中心に数十店舗が営業している。
自転車愛好者をター ゲットにしたサイクルカフェ

JNEWS会員配信日 2017/6/5

 個人でも楽しめる気軽なスポーツとしては「自転車」も人気となっているが、これもソーシャルクラブとしてのネットワークを形成してきている。英国では19世紀からサイクリングを楽しむ文化があったが、近年の健康・エコブームもあってサイクリング愛好者が急増している。

そうしたブームの中で、自転車ショップとカフェを兼ねた「サイクルカフェ」という業態が2010年頃から流行っている。サイクリングの途中に立ち寄って、コーヒーやケーキを食べながら仲間と交流したり、パンクの修理、自転車のメンテナンス、サイクリング用の手袋やウエアなどのグッズも購入できる施設だ。定期的なワークショップ(講習会)や、サイクリングイベントも開催することで、サイクリストのコミュニティとして機能している。

英国では、ロンドンを中心に数十店舗のサイクルカフェが存在しているが、もともとは、自転車屋が顧客との親密な関係を築くために、店舗の中にカフェを併設したのが起源と言われている。カフェがあれば、これから自転車を始めたい初心者でも気軽に来店しやすくなるし、収益の構成も、自転車本体やグッズの販売と、カフェの飲食収入、それにイベント参加のメンバー制度を作ることによる会費収入へと広げることができる。


※Look Mum No Hands店内の様子


Look Mum No Hands」は、ロ ンドン市内に常設の2店舗と、夏季シーズンのみ営業する1店舗を展開しているサイクルカフェで、自転車愛好者の他に、食事だけでも利用しやすい店作りがされている。イベントの開催にも積極的で、自転車メンテナンス講座、自転車中古パーツのバザー、サイクリングが趣味の独身男女に出会いの チャンスを与える婚活パーティなども開催している。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です。正式会員の登録をすることで詳細レポートにアクセスすることができます記事一覧 / JNEWS について

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