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  Little Black Bagは日本の「福袋」をヒントに考案されたサブスクリプションショップで、月額60ドルの会費で、洋服、アクセサリー、化粧品などを詰め合わせたバッグが毎月送られてくる。その中で、不要な商品は、他のメンバーと交換することができる。
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福袋をヒントにしたソーシャルコマースと
サブスクリプション販売
JNEWS会員配信日 2012/4/2

 スタンフォード大卒、マイクロソフトで経験を積んだ米国人の起業家が、日本の伝統的な福袋をヒントにして立ち上げたのが「Little Black Bag(リトルブラックバッグ)」というサイトで、月額で約60ドルの会費を払ってメンバーになると、自分のファッションスタイルに合った、洋服、アクセサリー、化粧品などを一つのバッグに詰め合わせて毎月1回のペースで発送してもらえる。このバッグ自体も、外出用に使えるものだ。

ターゲットとしている会員層は、主に25〜35歳の女性で、バッグに詰め合わせられるアイテムは、80社以上のブランドメーカーから買い付けた商品で、バック+中身のグッズで100〜200ドルの価値がある。つまり、最大70%割引の価格でブランド商品が提供されることになり、ファッションに興味のある女性にとっては嬉しいサービスといえる。

ただし、バッグの中身は指定することができないため、どうしても「自分には必要ではない商品」も入ってしまう。そこで、バックが自宅へ配送される前に、オンラインで中身を確かめることができて、他のメンバーと不要な商品を交換し合える機能も用意されている。面倒な出品手続きはしなくても、クリック一つで交換希望が出せる仕組みになっているため、スワップ(交換)サービスの部分でもメンバーは楽しめる。



《ブラックバックの福袋+交換サービス》

 

 「Little Black Bag」のビジネスモデルには「会員制シークレット通販」「福袋による楽しみ」「ユーザー間の交換取引」など複数の要素が含まれているが、収益面で最大の特徴となるのが、「サブスクリプション型」の購買スタイルを採用している点である。


この記事の核となる項目
 ●フラッシュセールから派生するラッキーバック
 ●福袋商法とソーシャルコマースの融合
 ●欧米で急成長するサブスクリプション・コマースとは
 ●サブスクリプション型通販モデルの解説
 ●返品可能な靴販売のサブスクリプションモデル
 ●限定アクセサリーを毎月発売するサブスクリプションショップ
 ●サンプル化粧品の定期発送〜フルサイズ商品の販売モデル
 ●250万人の会員顧客をベースにした新ブランド展開
 ●サブスクリプション機能のプラットフォームビジネス
 ●サブスクリプション型のプレゼント販売モデル
 ●品物ではなく「ギフトカード」で贈るプレゼントの新スタイル
 ●素人ブログに着目するファッション業界のブランド構築術
 ●ユーザー参加で需要を先読みするソーシャルプロダクト開発
 ●新聞チラシ広告に変わるオンラインタイムセールの台頭


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