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スポーツと食事会で仲間作りを支援する
ソーシャルビジネス
JNEWS会員配信日 2013/6/6

 新しい趣味や習い事を始めたいのだけれど、仲間がいないので躊躇している人は多いだろう。カルチャースクールやスポーツクラブに通うにしても、一人で参加するのには勇気がいるものだが、これはスクール側にとって、新会員の獲得チャンスを逃している。そこで、どんな人が参加しているのかを事前に確認できたり、技量やプロフィールにより、レッスン仲間を選べるシステムの開発にも商機がある。

シンガポールの「Learn match up and play」は、テニスクラブのソーシャルマッチングサイトで、レッスンの参加者を募集する際に、どんな人が申し込んでいるのかを、性別、年齢、学歴、自己紹介メッセージ、友達関係などの項目で確認できるようになっている。そのため、新たに参加を検討している人は、「どんな人達と一緒にレッスンを受けるのか?」という不安を解消することができる。サイトの作りは荒削りだが、レッスン仲間をマッチングするための仕組みとしては参考になる。


一般の社会人がスポーツを始めようとする動機は、健康や体力維持の他に、新たな友達を作りたいこともある。そこで、バスケットボール、ドッジボール、ボーリングなど、チームを組んで競える種目を“ソーシャルスポーツ”として盛り上げる取り組みが、米国の各地域に広がっている。

ニュージャージー州の「BAM Social Sports」は、アマチュアのスポーツ愛好者を対象にして、バレー、ソフトボール、野球、サッカー、ボーリングなどの各種目でリーグ戦を開催しており、興味がある人は、チームを組んで参加することができる。チームのメンバーは、最初から友達というわけではなく、発起人(リーダー)の募集告知により、自分と気が合いそうなチームのメンバーとして参加する流れになっている。

このリーグ戦は、8週間で8試合を行う短期のイベントになっており、一人あたりの参加費は60ドル。1回のリーグが終了すればチームは解散して、次のシーズンは別のチームへ参加することができるため、固定の人間関係だけに縛られることなく、新しい友達を作っていくことができる。



《ソーシャルスポーツクラブの運営モデル》

 

スポーツ以外でも、新しい出会いを仲介する場として、レストランやホテルは最も適しており、いわゆる“合コン”のような食事会を、婚活目的の出会いだけでなく、幅広い年齢層や職業の人達に向けて行うことは「ソーシャル・ダイニング」と呼ばれている。

出会いを目的とした食事会は古くからあるものだが、ソーシャルメディアの普及により、個人と個人、またはグループ同士のマッチング方法は、飛躍的に進化してきている。そこで、レストランがソーシャル・ダイニング機能を導入すれば、新たな予約客を獲得することに役立つ。


この記事の核となる項目
 ●気の合う者同士を隣り合わせるソーシャルシートの仕組み
 ●単身旅行者に向けた座席共有プラットフォーム
 ●仲間との出会いを目的としたソーシャルスポーツ
 ●ソーシャルスポーツクラブの運営モデル
 ●食事会を通した出会いの仲介サービス
 ●男女のマッチングサービスが進化していく形
 ●人間関係を点数化するソーシャルスコアの仕組み
 ●ソーシャルスコアを活用した企業マーケティング
 ●経験に裏付けされたユダヤ系ビジネスマンの知恵と人脈形成術
 ●シングル客を集客するツアー会社とレストランのビジネスモデル


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JNEWS LETTER 2013.6.6
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