オーディオブックナレーターの新職業
JNEWS会員配信日 2017/9/4
副業として収入が伸ばせる仕事には、実労時間は同じでも、著作権などの権利収入が稼げるものもある。具体例として、本の執筆は、自宅でできる副業にも適しているが、すべての人に本が書けるわけではないし、最近は本が売れない時代でもある。そこに付随して、新たな副業職として注目されているのが、「オーディオブック・ナレーター」の仕事である。
米国出版協会(AAP)の発表によると、電子書籍の販売状況は2015年から2016年にかけて19.2%減少しているものの、音声で朗読されるオーディオブックについては31.1%増の大幅な成長を見せている。通勤途中にスマートフォンで読書(視聴)ができるオーディオブックは、いまの出版業界で最も期待されているカテゴリーになっている。
それに伴い、出版社では書籍のオーディオブック化を進めている他、個人で電子書籍を発行する著者の中でも、オーディオブック版を制作することが売上を伸ばすための策になっている。そこで、作品のイメージ合う声質のナレーターを探している。
ナレーターの報酬は、オーディオブックの録音作業にかかる時間単価(50~200ドルが相場)と、オーディオブックの売上に連動したロイヤリティの2段階になっているため、自分が朗読した作品がヒットすれば、オーディオブックのロイヤリティを原稿の権利者とナレーターとで折半することができる。ただし、契約によっては、録音作業に対する時間報酬が無く、オーディオブックが売れた部数による成功報酬のみという条件もある。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です。正式会員の登録をすることで詳細レポートにアクセスすることができます → 記事一覧 / JNEWSについて)
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