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ブログの普及が向上させる アフィリエイト販売機能とその影響力 |
written in 2005/1/16
ブログの登場によってホームページ作成法は革命的に簡便化している。各ポータルサイトが無料で提供しているブログサービスを利用すれば、わずか10分ほどで体裁の整ったページを公開することができる。無料といっても侮ることはできず、便利な機能が各種盛り込まれている。その中でも目玉となっているのがショッピングサイトとした連携したアフィリエイト機能である。ブログ作者が綴る日記の中で、読者に推奨したい商品の紹介をすれば、そのリンクを辿って実際に商品が売れた実績に応じて数パーセントの報酬がショッピングサイトからバックされる。
《ブログサイトとショッピングサイトとの連携》
この仕組みによる個人ブログの収益化計画は 2004/3/24、2004/5/1号で詳しく解説したが、その後も個人サイトとショッピングサイトとの連携機能はさらに強化されて、現在ではアフィリエイトによる月々の報酬額が本業の月給を上回るブログ作者も現れている。この流れが拡大していくと「アフィリエイトで起業しよう」とするムーブメントが巻き起こる可能性が高い。
一方、これまでオンライン小売業のプロとして活躍してきたオンラインショップ経営者にとっても、個人サイトにおける販売力は無視できない存在になっている。自店サイトがアフィリエイトプログラムを実施して、多くの個人サイトを組織化できれば、売上の飛躍的な向上効果も期待することができる。しかしアフィリエイト店舗(個人サイト)経由の売上には、販売マージンの支払い義務が発生するため、総合的にみてアフィリエイトによる拡販を積極的に展開していくべきか否かの判断は難しい。
そこで今回は、アフィリエイトプログラムを実施しようと考えるショップ経営者、プログラムに加盟する個人サイト、双方の視点から可能性と問題点を探ってみたい。米国におけるアフィリエイトビジネスの動向からは、新たな落とし穴も露呈し始めている。
(オンラインショップ経営術一覧へ)

●高度化と簡易化が進むアフィリエイト機能の動向
●アフィリエイトのマージン率と採算性について
●妥当なアフィリエイト手数料率設定の考え方
●大手オンラインショップの経営指標(年商10億円規模の例)
●シェア率と顧客獲得のスピードアップを狙う広告宣伝費のかけ方
●米国におけるアフィリエイトビジネスの動向
●高額物販が加熱しはじめる米国アフィリエイト市場
●小売店でなくメーカー側にあるアフィリエイトの覇権
●プロとアマチュアの境界線がなくなるオンライン小売業の展望
●ウェブログによる新たな個人メディアの台頭と収益化計画
●個人ブログサイトを組織化する販売代理ネットワークの構築術

JNEWS LETTER 2005.1.16
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