楽器店では顧客から預かった中古・ヴィンテージ楽器を業界ポータルサイトに掲載して買い手を見つける委託販売が新たなビジネスモデルとして確立してきている。ただし委託商品の管理は面倒なことから、それを専門に行えるクラウドシステムへの需要がある(JNEWSについて
業界ポータルを活用したヴィンテージ楽器の委託販売

JNEWS
JNEWS会員配信日 2018/2/20

 ギターやベースなどを扱う楽器店でも委託販売型のビジネスは行われている。
日本の中古楽器市場は「デジマート」や「J-Guita.com」の2サイトが、集客のポータルサイトとして、全国の中古楽器データベースの役割を担っているが、ここに掲載できるのは事業者(楽器店)に限られている。

そこで、メルカリやヤフオクでは売りにくい、高価なヴィンテージ楽器を売却したいユーザーは、楽器店に委託する形で、店舗での販売とポータルサイトへの掲載をしてもらう。委託にかかる手数料は、売却できた金額の20%が業界相場になっている。楽器店にとっては、自ら在庫を仕入れずに、売れたら20%の収入になるため、委託販売は手堅く稼げるビジネスといえる。

《中古楽器委託販売の仕組み》

しかし、委託販売は楽器のオーナーにとってのリスクもある。楽器には自動車の「車検証」のように、所有者を登記した書類がないため、不正に転売されてしまうと取り戻すことが難しい。また、店側に悪意がなくても、在庫管理がずさんなために、預かった楽器が売れないまま長期で放置されてしまうケースもある。

中古楽器は、状態がすべて違う唯一無二の商品であるため、価格の安さだけではなく、使われ方の程度や、音色の違いなどをアピールした売り方が可能だ。その反面、顧客から高価な楽器を預かる際の、契約書の発行や、アクセス数や問い合わせの状況を顧客(委託者)に定期的に報告することは、楽器店にとって負担が大きい。そのため、販売委託された商品の在庫管理が、容易かつ正確にできるクラウドシステムへのニーズがある。

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JNEWS会員レポートの主な項目
・中古車委託販売のビジネスモデルと問題点
・スーパーカーを委託販売する世界市場の動向
・クラシックカー専門委託販売業の採算構造
・海外で高騰する国産旧車を輸出するビジネス
・ヴィンテージ楽器の委託販売と契約登記の問題点
・委託販売型店舗(コンサイメントストア)の仕組み
・古着コンサイメントストアの経営スタイル
・モノ依存から脱却するミニマリスト向け不用品売却サービス
・ブロックチェーンで資産価値を高める共有台帳システム
・過小評価されているモノの資産価値と買取専門業者の問題点
・中古品の資産価値を上昇させるオークションハウスの運営手法
・趣味市場を狙った委託販売ショップはなぜ成功しないのか?

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JNEWS LETTER 2018.2.20
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ヴィンテージ・ギター起業家の成功物語


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