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  子ども向け職業体験テーマパーク「キッザニア」は、年間来場者数は約80万人、施設稼動率が90%で好業績を上げている。その成功要因には、各職業に対するリアリティの追求や、企業スポンサー制度などが関係している。
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子ども向け職業体験型テーマパーク
「キッザニア」の成功要因
JNEWS会員配信日 2013/9/29

 エデュテインメントの具体例として、日本でもファミリーに人気の施設として「キッザニア(KidZania)」は広く知られている。東京(豊洲)と兵庫(甲子園)の商業施設内で展開する、屋内型の子ども向けテーマパークで、ゲームセンターのような遊戯施設とは異なり、およそ90種類にもわたる職業をリアルに体験できる、各パビリオンによって構成されているのが特徴である。



《キッザニアで体験できる人気の職業例》

・お菓子工場
・料理スタジオ
・キャビンアテンダント(スチュワーデス)
・ビューティーサロン(美容師)
・ファッションブティック(モデル、デザイナー)
・テレビ局のディレクター
・ハンバーガーショップ
・運転免許試験場
・銀行
・病院のお医者さん
・警察官(刑事、おまわりさん)
・自動車整備士
・デパート販売員
・スポーツクラブのインストラクター
・マンガ家

キッザニアは、子どもが主役の施設であり、各パビリオンの中では、子ども同士が、店員や顧客役を演じるため、同伴の親や祖父母は、保護者ラウンジで待つのがルールになっている。そのため、入場料金は、園児〜中学生の子どもが 3,500〜4,900円、同伴の大人が1,900円(シニアは1,000円)の設定。

一日の営業は、1部と2部(各5〜6時間)の入れ替え制になっており、1つのパビリオンでの職業体験は30〜60分のため、1回の入場では5〜10種類の職業を体験することができる。ただし、キッザニアの年間来場者数は70〜80万人、施設稼動率は90%以上という状況のため、人気パビリオンの整理券は、開場から10分程度で無くなってしまうほどの盛況ぶりだ。



もともと、キッザニアは、メキシコの起業家が考案した業態で、1999年にメキシコシティの郊外に、第一号となる施設を開業したところ、初年度で予想を超える80万人が来場者があり、現在までに1000万人を集客している。日本は、国際フランチャイズ方式による、初の海外出店地として、2006年に東京で開業。その後はラテンアメリカやアジアなど、若いファミリー層が多い、ポルトガル、アラブ、韓国、マレーシアなど、世界12ヶ国で施設を展開している。


この記事の核となる項目
 ●キッザニアのビジネスモデル、収益構造について
 ●中国に負けないエリート人材を育てるSTEM教育
 ●大卒者の専攻学部別にみた給与ランク
 ●STEMの魅力を楽しく教えるサイエンスサーカス
 ●子ども向けのハイテク教室のFCビジネス
 ●放課後スクールと連動する米国の英才教育市場
 ●米国アフタースクールの運営モデル解説
 ●日本のアフタースクール市場における商機


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JNEWS LETTER 2013.9.29
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