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常識はずれの広告宣伝費を投下できる
健康食品サイトの採算構造
written in 2006/12/21

 ネット通販で売上を伸ばすための手法にはいくつかあるが、その中でも広告宣伝は欠かせないものの一つになっている。特に多数の店舗が集まるショッピングモールの中で露出度を高めるには、相応の広告宣伝予算を組まなければ人気店の座を獲得することは難しい。もちろん、店主こだわりの商材を地道に販売して口コミで広げるという手もあるが、職人とは異なる商売人の売り方としては、派手な宣伝広告のメッセージで消費者の注目を集めるというやり方が近頃では主流になりつつある。その中でも特に目立つのが健康食品を扱うショップの派手な広告戦略である。

一般には、売上高に占める適正な広告宣伝費の割合は1〜3%と言われるが、この常識は健康食品業界には当てはまらない。そもそも“食品”であるが故に、商品の効能を謳うことが法律で禁止されている健康食品業界では、できるだけ身近な広告を消費者に見せることで、商品に対する関心を惹かせるしかない。幸いなことに、昨今の健康ブームによって消費者の健康食品やサプリメントに関する注目度は高い。そのため常識を度外視した広告宣伝費をかけ、顧客を呼び集めては売上を伸ばし、その資金でさらに広告量を増やしていくという策が取られている。

しかしここで「健康食品のショップばかりがどうしてそんなに多額の広告を打てるのか?」という疑問が生じる。ネットショップを本格的に運営していく中では、人件費や物流費用などがリアル店舗以上にかかり、最終的な利益率は決して高くはないはずで、そこには常識外れの広告宣伝をかけられる余裕はないのだが。じつは、もともとネット通販用に開発された商材にはトリックが隠されていて、従来の商材をネット通販で売るのとは異なる採算構造になっている。そのカラクリについて解説してみよう。
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この記事の核となる項目
 ●健康食品サイトが投下する広告宣伝コストの解説
 ●販売戦略を左右する健康食品の原価コストと売上構成比率
 ●玉石混淆の健康サービスが生き残るための医師との協業ビジネス
 ●新素材の金脈発掘に奔走する健康業界と究極の若返り市場
 ●シェア率と顧客獲得のスピードアップを狙う広告宣伝費のかけ方
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