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  米国では安全性や空港まで行く手間や待ち時間の節約を理由に、富裕層の自家用ジェット機の購入が進んだ。時間 を貴重に扱うエグゼクティブ層にとって、自家用ジェット機はただの贅沢品では なく、効率的で疲労度の少ない旅をするための“道具”として利用されている。
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自家用ジェット機の販売に学ぶ
分割オーナーシップ制度の仕組み
written in 2005/9/27

 一億総中流意識と言われるように、古くから日本では大半の人が「自分の生活水準は中流」という意識を抱いていた。しかし近年では富裕層に対する憧れが急速に高まっている。勝ち組と負け組がはっきりと分かれてくる世の中では、勝ち組に対する願望が強くなって、中流から富裕層へとステップアップしようとする意識の変化が生じてくるのだ。

そこで活況を見せ始めているのが高級品販売の分野だ。トヨタがレクサスブランドを立ち上げて富裕層向けのマーケティングを展開しはじめたように、今後の企業戦略としては消費者の意識を“中流”から“富裕層”へと押し上げてやる発想が重要になる。富裕層に対する定義には「最低でも1億円以上の資産を持つ人達、十億円以上が本当の富裕層」といった解釈があるが、高額の商品やサービスを売る業者にとっては、その顧客が実際にどれだけの資産を持っているのかはあまり重要ではない。現実に高級品の売上に大きく貢献しているのは、「本物の富裕層」よりも「富裕層に憧れている層」のほうが厚いのだ。

各種のローンサービス(分割払い)が充実したことで、高級品は庶民にとっても手の届く買い物となった。例えば、自動車を全額現金で購入する人の割合は約3割で、残りの7割の人はローンを利用している。貯蓄の範囲で無理のない安い車を買おうとするよりも、せっかく買うのならローンを利用して憧れの高級車を買いたいという価値観の消費者が増えているのだ。

このような消費車心理を踏まえると、高額商材になるほど“売るための工夫”が必要になってくることがわかる。裏を返せば、売り方さえ工夫することによって1億円の高級品でさえも、中流以上富裕層未満の人達に販売することが可能になる。
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この記事の核となる項目
 ●憧れのフェラーリを一般層に販売するシステムの解説
 ●タイムシェアリングオーナーシップによる高級別荘の所有
 ●高級商材に広がる分割オーナーシップ制度の動き
 ●自家用ジェット機を分割所有するシステムの解説
 ●バブル期の高級会員権ビジネスを反面教師にした富裕層ビジネス
 ●分譲マンションにみる資産価値の下落と維持費の問題
 ●名門クラブを維持することが難しかったゴルフ場経営の欠陥
 ●優良顧客を主体にニーズが高まるプライベートサービスの波
 ●SOHOが富裕層の仲間入りをするための発想と蓄財ノウハウ
 ●貧富の差が広がる世の中でなかなか正体を現さない富裕層の影


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