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バーチャルスタッフが店舗運営を行う遠隔接客サービス

JNEWS
2021/8/6

実店舗においても非接触の接客スタイルが求められる中、在宅勤務をするバーチャルスタッフが店頭の接客対応をする仕組みが普及しはじめている。

全国で130店舗以上の複合カフェを展開する「スペースクリエイト自遊空間」では、タッチパネルで来店手続きができるセルフ店舗の導入を進めているが、一部の店舗では遠隔スタッフがモニターを経由したリモート接客を行っている。遠隔接客の特徴は、複数の店舗を数名のスタッフが担当できることで、効率的な店舗運営をすることができる。

スペースクリエイト自遊空間セルフ店舗

また、株式会社ブックマークスが運営する「勉強カフェ吹田江坂スタジオ」でも遠隔接客を導入しており、在宅勤務のスタッフによる店舗運営が行われている。
勉強カフェは、社会人の自習や資格取得の勉強ができるスペースの提供を目的とした会員制の勉強スペースで、首都圏15店舗、全国30店舗を展開し、約4,000名以上の会員を獲得している。

勉強カフェ吹田江坂スタジオ

これらの店舗に遠隔接客機能を提供するのが、タイムリープ株式会社の「RURA」というシステムで、インターネットを通じて店舗のリモート接客を行うことができる。遠隔スタッフは、少人数で多拠点の接客ができる点に大きな特長があり、30店舗の受付を3名で担当している例もある。シェアオフィスの受付対応や、ホテルのフロント業務、家電量販店や携帯ショップなどで専門知識が求められる商品説明など、遠隔スタッフが求められる場は増えている。

タイムリープでは、2021年8月から人材派遣・アウトソーシング事業を手掛けるパーソルテンプスタッフと提携することで、在宅型接客スタッフ派遣サービスの提供も開始していく。販売接客経験のある登録スタッフが、RURAを導入する店舗のリモート接客を代行することで、店舗側が抱えている人材不足の悩みも解消する。また、複数の店舗を運営する企業に対しては、繁閑の時間帯に合わせて最適なリモート人員を配置する「チーム型在宅派遣サービス」も提供する。

接客対応をするスタッフにとっても、在宅リモート勤務により、働き方の選択肢が広がり、専門性の高いスキルや実務経験がありながらも、子育てや介護などで出勤することができない人材が働く機会を得られたり、地方在住のスタッフが遠隔地の店舗接客を担当することも可能になる。

遠隔接客サービス「RURA」


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