ビックカメラは GooPassとの提携により新品カメラ機材のお試しレンタルができるサービスを実験的に開始。2ヶ月以内に試用中の機材を購入すれば、レンタル料金は実質無料になる。(JNEWSについてトップページ
新品カメラ機材のテイクアウトレンタルサービス

JNEWS
2020/12/3

 YouTube動画の撮影やビジュアル作品の制作に使われるカメラ機材は高額な上に、種類が多く、実際に使用してないと、映像の印象などがわからない。従来はネットに投稿されたレビューを参考に購入するケースが多いが、ビックカメラでは新たなショッピングのスタイルとして、「テイクアウトレンタル」という新方式を、渋谷東口店渋谷東口店で12月4日から実験的に開始する。

このサービスは、カメラ機材のサブスクリプションサービス「GooPass(グーパス)」を展開するカメラブ株式会社ととの提携により行われる。ビックカメラでカメラ機材(ミラーレス一眼カメラ、交換レンズ等)の購入を検討する顧客は、店頭で「GooPass」に登録すると、新品在庫を有料レンタルすることができ、数ヶ月使用した後に気に入れば「購入」、気に入らなければ「返却」の選択をすることができる。レンタル期間は最大で12ヶ月間だが、レンタルから2ヶ月以内の購入であれば、商品本体価格からレンタル料金が割引になる。

たとえば、本体価格(税込)が10万円のミラーレス一眼カメラ(新品)は、レンタル料が月額6,380円の設定だが、2ヶ月以内に購入を決めると、2ヶ月分のレンタル料(12,760円)は購入金額に充当することができるため、レンタル料は実質無料になる仕組みだ。

GooPassを運営するカメラブ社によると、カメラのサブスクリプションサービスを利用する顧客の中でも、試しに利用することで満足したからという理由で「購入」へ移行する割合が一定数いることがわかってる。そのため、新品カメラの販売にもお試しレンタル期間を設けた「テイクアウトレンタルサービス」の形態が、ビックカメラとの実験的な提携が実現した形だ。※同サービスは予定の数量に達した時点で終了予定。

カメラブ社の「GooPass」は2年前に運営が開始されたサービスで、カメラ、交換レンズ、ドローンなどの撮影機材(約600種類)を月額定額で自由に入れ替えるとができるサブスクサービスとして、アマチュアからプロまでのクリエイターに人気があり、現在は3万人の利用会員登録がある。

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