軽貨物車による配送業務は、個人でも簡単に営業認可が取得できることから、フリーランスの仕事としても人気が高まっている。アマゾンが開始している「AmazonFlex(アマゾンフレックス)」は好きな時間帯に働ける仕事として注目されている。(JNEWSについて
「AmazonFlex」による軽貨物フリーランス配送の働き方

JNEWS
2019/3/25

 軽貨物車による配送業務は、個人でも簡単に営業ライセンスが取得できることから、フリーランスの仕事としても人気が高まっている。その中でも、アマゾンが日本でも東京近郊エリアから開始している「AmazonFlex」は、アマゾンの配送ステーションで集荷した荷物を、顧客のもとへ直接配送するもので、軽貨物のドライバーが自分の好きな時間帯に働ける仕事として注目されている。



AmazonFlexの報酬は、およそ2時間で配達できるエリアを1ブロックとして3,750円(税込) が基準となり、1日に働ける時間数(ブロック数)を自分で選ぶことができる。2ブロック(4時間)を担当すれば7,500円、4ブロック(8時間)ならば15,000円になる計算で、1日に5ブロック×22日の勤務なら、412,500円(税込)の報酬額になる。その中から、燃料費、高速代、車両メンテナンス代などの経費を差し引いた金額が、ドライバーの粗利益という働き方だ。

仕事の日程は、モバイルアプリから、自分のスケジュールに合わせて、希望日の配送ブロックを予約する方式で、前日までのキャンセルも認められているため、出勤日時が固定されたアルバイトよりも、働き方の柔軟性は高い。AmazonFlexの登録には、営業ナンバー(黒ナンバー)を取得した軽車両が必要になるが、軽バンはマイカーとの兼用もできるため、他に本業を持つフリーランスや、主婦の空き時間を収益化する手段としても、チャレンジする人が増えてきている。

軽貨物運送開業手続きについての解説書籍

軽バンによるフリーランス配送のプラットフォームは、「PickGo」や「ハコベル」なども国内で登場してきており、フリーランスの運送ドライバーは、複数のアプリを使い分けながら、自分に合った仕事を受注するスタイルが定着してきている。いずれのプラットフォームでも、仕事の実績を重ねるほど、レビュー評価が高くなり、次の仕事を受注しやすくなる。そのため、フリーランス配送の働き方に関心がある人は、早いタイミングで参入するほど有利になる。最も登録者数が多いとみられるPickGoでは、2018年3月時点のドライバー登録数が3500人だっのが、2019年2月には登録数1万人を超してきている。

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