「スマートマット」は、重量センサーを搭載した在庫管理用のIoTデバイスで、天板にモノを置くだけで、在庫品の残量・残寸を自動計測して、補充のための自動発注をすることができる。
在庫品の自動計測、自動発注を実現する「スマートマット」

2018/10/25

 日用品のネット通販価格比較サイトを手がける株式会社スマートショッピング (本社:東京都品川区)が2018年10月から販売を開始した「スマートマット」は、重量センサを搭載した在庫管理用のIoTデバイスで、機器の天板にモノを置くだけで、残量・残数を自動計測し、リアルタイムで在庫量・個数を管理することができる。商品や備品の残量が一定の基準値を下回れば、システムを通して担当者にメールアラートを送信したり、仕入れ業者に自動発注することも可能だ。

スマートマットの活用範囲は幅広く、オフィス・飲食店・工場・倉庫・小売・病院などでの用途が期待されている。たとえば、生鮮品を扱う飲食店では、冷蔵ケース内にスマートマットを設置して、干物魚等の在庫管理と自動発注を行う仕組みや、ホテルではアメニティ用品の在庫管理に活用することで、消耗品の品切チェックにかかる人的負担を軽減させる取り組みがスタートしている。

企業や店舗がスマートマットを導入する利点としては、在庫管理にかかる人的コストの軽減、欠品や発注ミスの防止、これまでは勘と経験に頼っていた適正在庫量の把握を、数値データとして自動管理して最適化することなどが挙げられる。

スマートマットにはA4サイズ(40cmx30cm)とA3サイズ(30cmx20cm)があり、A4サイズは10g単位で30kgまで、A3サイズは100g単位で100kgまでの重量計測が可能。複数のマットを連結して、それよりも大きな在庫品を管理することにも対応している。スマートマット利用体系は、月額課金のレンタル制で、初期登録費用として5万円(2019年3月末まではキャンペーン期間)と、月額500~1,000円/台のレンタル料金となっている。

自動発注・在庫管理のIoTデバイス「スマートマット」

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