動画による従業員教育コンテンツ事業を展開する「ClipLine(クリップライン)」では、国内の飲食チェーン企業などで働く外国人従業員向けに、日本の文化習慣や接客マナーを指導する動画コンテンツの配信を開始。
外国人従業員に接客マナーを教える動画コンテンツ事業

2016/12/22

飲食店チェーンなど、多店舗展開をする企業向けに、動画による従業員教育コンテンツを制作する「ClipLine(クリップライン)」の運営元、株式会社ジェネックスソリューションズでは、新たな事業として、外国人従業員が接客マナーやノウハウを簡単に学習できる動画コンテンツをパッケージ化した「Global Cast Program(GCP)」の提供を開始する。


このコンテンツ事業では、国内の飲食チェーン企業などが採用する外国人従業員向けに、日本の文化や習慣に基づいた接客マナーなどを、5ヶ国語(日本語、英語、中国語、ベトナム語、ミャンマー語)に対応した動画集(50パータン)を提供する。2017年からは3ヶ月ごとに約20本の動画を追加していく予定。


GCPを導入する飲食店チェーンでは、外国人従業員に動画を見せることで、日本の文化、習慣の理解に役立てたり、日本式の接客方法を習得させることができる。GCPの導入料金は、集合研修で使う場合(300名まで)と、各店舗で使う場合(10店舗まで)が月額30,000円の固定料金。それ以上の利用では、追加料金が加算される仕組みになっている。既に、牛丼チェーンの「吉野屋」、居酒屋チェーンの「養老乃瀧」が導入をしている。

日本の企業が、外国人を雇い入れる際には、在留資格や在留期間などを確認して、ハローワークに届けることが義務化されている。そのデータによると、平成27年10月末の時点では、外国人労働者の数は90.7万人。前年同期比では15.3%増加している。国籍別の内訳は、中国が最も多く(35.5%)、次いでベトナム(12.1%)、フィリピン(11.7%)、ブラジル(10.6%)となっている。

最近では、飲食店やコンビニなどのサービス業を中心に、アルバイト人材が不足していることから、外国人スタッフを雇う店舗は増えており、彼らに対する人材教育サービスへの需要は高まっていくことが予測できる。

■ClipLine(クリップライン)
  https://clipline.jp/service/
■Global Cast Program(GCP)サービス
  https://clipline.jp/campaign/2016/global_cast/

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